注目のスタートアップ

「スタートアップ・デットファンド」が小売ECプラットフォーム 「Stailer」を展開する「10X」に投資実行

company

2022年11月24日、SDFキャピタル株式会社は、運営するスタートアップ・デットファンドより、株式会社10Xに投資実行したことを発表しました。

10Xは、小売ECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」を提供しています。

スーパーマーケットやドラッグストアなどの多店舗運営(チェーンストア)を行う小売・流通事業者を対象に、ECや店舗受け取りなどの顧客体験の実現と、それらに必要なサプライチェーン構築を支援するプラットフォームです。

顧客向けアプリや、複雑な在庫・ピッキング・配送などを管理する最適なオペレーティングシステムを店舗ごとに提供し、導入後の事業成長まで一気通貫でサポートしています。

小売業では、ECの拡大を背景として、実店舗ではモノが売れないという課題が大きくなっていくことが見込まれています。

さらにコロナ禍によってさらに消費者の購買行動はオンラインへとシフトしており、小売業は大きなピンチに陥っています。

この課題はスーパーマーケットにおいても同様であり、欧米ではグロサリー(食料品・日用雑貨)のECやデリバリーサービスが急激に拡大しています。

国内では生活圏内にコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストアが存在することが多いことから、これらのEC・デリバリーの需要は高くはありませんでしたが、コロナ禍や今後の高齢者の増加などにより、ニーズが高まっています。

一方、スーパーマーケットやドラッグストアは扱う品物数が多いため、EC立ち上げの際には、複雑な在庫管理、オペレーションの構築などが課題になります。

10Xは、こうしたスーパーマーケットやドラッグストアなどのチェーンストア向けに、ECの立ち上げを支援するプラットフォーム「Stailer」を提供しています。

人手不足やコロナ禍による消費行動の変化に対応するため、さまざまな業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が求められています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ EC スーパーマーケット プラットフォーム 小売 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI契約書レビューサービス「LeCHECK」などを提供する「リセ」が10億円調達
2025年11月7日、株式会社リセは、総額10億円の資金調達を発表しました。 リセは、AI契約書レビューサービス「LeCHECK」、翻訳機能サービス「LeTRANSLATE」、契約書のAI自動管理サー…
「アドウェイズ」がARを活用した体験型広告「AR カメラフィルター広告」をリリース
2020年8月17日、株式会社アドウェイズは、「AR カメラフィルター広告」の提供を開始したことを発表しました。 「AR カメラフィルター広告」は、AR(拡張現実)を活用し、スマートフォンのブラウザ上…
小規模分散型水循環システムを開発する「WOTA」 「新明和工業」からの出資が決定
2022年8月10日、WOTA株式会社は、新明和工業株式会社から出資を受けることを決定したことを発表しました。 WOTAは、持ち運べる水再生プラント「WOTA BOX」・水循環型手洗いスタンド「WOS…
図面管理システム「ズメーン」を運営する「Fact Base」が44億円調達
2025年11月27日、株式会社Fact Baseは、総額44億円の資金調達を発表しました。 引受先は、Insight Partners Inc.(本社:アメリカ・ニューヨーク)です。 Fact Ba…
乳幼児向け食育ブランド「the kindest」を展開する「MiL」が「キユーピー」から5億円調達
2025年3月10日、株式会社MiLは、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、キユーピー株式会社です。 MiLは、赤ちゃんからの食育をサポートするブランド「the kindest(…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集