注目のスタートアップ

ブロックチェーンゲーム/VRゲームを開発する「Thirdverse」が20億円調達

company

2022年11月22日、株式会社Thirdverseは、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Thirdverseは、ブロックチェーンゲームや、VRゲームの企画・開発・運営を行っています。

これまでにリリースしたVRゲームは、VRマルチプレイ剣戟アクション『ソード・オブ・ガルガンチュア』、VRマルチプレイ剣戟アクション『ALTAIR BREAKER(アルタイル ブレイカー)』の2タイトルです。

また、北米のスタジオでは、マルチプレイVRタクティカルシューター『X8(エックスエイト)』を開発しています。

ブロックチェーンゲーム開発においては、10月にBLOCKSMITH&Co.との共同開発による新感覚ブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』を発表しました。

今後、2023年にかけて10本以上のブロックチェーンゲームのリリースを予定しています。

今回の資金は、ゲーム開発者を中心としたグローバルでの採用強化などに充当します。

VR(Virtual Reality:仮想現実)とは、専用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などを通じてアクセスする仮想空間で、実際にその場にいるような体験ができることを特徴としています。

現実空間では不可能な空間・動作を実現できることから、ゲームなどのエンターテインメントの領域で高い注目が集まっています。

VR技術を活用したゲームであるVRゲームは、ビデオゲーム市場においてまだマイナーな領域ではありますが、2019年5月に正式リリースされたリズムゲーム『Beat Saber』は、2021年2月時点で400万本の売上本数を記録する大ヒットとなっています。

とはいえ、従来のビデオゲームと比べるとまだタイトル数は少なく、コンテンツ不足であることは否めません。

これは、VRゲームを遊ぶことに専用のデバイス(VRゴーグル)が必要となることで、VRゴーグルがいまだ要求水準に達しておらず、VRゲームにおいて想定されるリッチな体験の提供が難しいこと、VRゴーグルの合図が大きく長時間装着すると身体的な負担があること、VR酔いという車酔いに似た症状があることなど、いくつかの課題を抱えていることが原因です。

とはいえこれらの課題は技術・スペック的な要因がほとんどであるため、近い将来これらの課題が解決され、次世代のコンテンツとして爆発的に普及することが期待されています。

最新技術や最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Thirdverse VR XR エンターテインメント ゲーム ビデオゲーム ブロックチェーンゲーム 株式会社 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ARを使ったシューティング・バトル・ゲーム開発の「Graffity」が1億円調達
2020年1月21日、Graffity株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ARシューティング・バトル「ペチャバト」を開発・提供しています。 現在は、チーム戦を行うことが可…
「ザブーン」が船員労務管理SaaS「MARITIME 7」をリリース
2022年6月23日、株式会社ザブーンは、「MARITIME 7(マリタイムセブン)」をリリースしたことを発表しました。 「MARITIME 7」は、スマートフォンやタブレットから勤怠登録ができるサー…
日本各地の生産物において特定期間の権利上のオーナーになることで特典を得られるサービス「Pocket Owners」がリリース
2022年6月7日、EXest株式会社は、「Pocket Owners(ポケット・オーナーズ)」をリリースしたことを発表しました。 「Pocket Owners」は、日本各地の生産物(農産物、水産品、…
カカオ原料開発を手がける「フーズカカオ」と「東洋製罐グループホールディングス」が資本業務提携
2023年8月22日、東洋製罐グループホールディングス株式会社は、フーズカカオ株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 フーズカカオは、農園と協業してスペシャルティカカオ豆を生産し、農…
「ワクフリ」が「ものづくり補助金」を活用してITツール活用の導入支援・サポートを行うサービス「スモールアシスト事業」をリリース
2020年12月3日、株式会社ワクフリは、「スモールアシスト事業」のサービスを提供開始することを発表しました。 「スモールアシスト事業」は、「ものづくり補助金」を活用して無料でITツール活用の導入支援…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集