注目のスタートアップ

スタートアップと投資家間のやり取りを効率化するデータ作成・共有プラットフォーム「smartround」を運営する「スマートラウンド」が資金調達

company

2022年9月6日、株式会社スマートラウンドは、1倍非参加型の優先株式で資金調達を実施したことを発表しました。

スマートラウンドは、スタートアップと投資家間のやり取りを効率化するデータ作成・共有プラットフォーム「smartround」を開発・提供しています。

スタートアップ向けサービスでは、株主総会・資本政策・経営管理・優待特典など、スタートアップ特有の管理業務を効率化できます。

投資家向けサービスでは、投資先や検討先から、資本政策・招集通知・会社情報・財務情報を統一フォーマットで共有されるため、管理業務を効率化できます。

VCなどスタートアップを支援する企業が「smartround」のパートナーとなることで、投資先・関係先スタートアップへの特典として、「smartround」スタンダードプランの基本料金を無料にできます。

今後、スタートアップが利用したくなる未上場株式のセカンダリーマーケットの実現や、海外展開を進めていきます。

今回の資金は、事業開発、プロダクト開発、組織開発に充当します。

国内のスタートアップの資金調達手段としては、VC(ベンチャーキャピタル)などの投資家を引受先とした株式発行による資金調達が主流なものとなっています。

事業を展開するためには資金調達は必要なもののひとつですが、多くの起業家はファイナンスに関して詳しいわけではないため、資金調達の実務に時間がかかったり、思わぬトラブルに見舞われたりといった課題を抱えています。

また、スタートアップを支援するVC側も、これまで投資案件や投資先企業の情報管理は表計算ソフトで行うことが一般的であるため、業務が非効率的となっているほか、人的ミスが生じることもあります。

「smartround」は、スタートアップと投資家の両方の課題を解決するプラットフォームです。

スタートアップ向けには、簡単に資本政策を運営できる機能や投資家とのコミュニケーション機能など資金調達実務を効率化するサービスを提供しています。

投資家向けには、投資先管理機能や、登録されているスタートアップ閲覧・共有機能など、必要な情報を簡単に集計・管理できるサービスを提供しています。

スタートアップの成長には資金調達が欠かせません。累計200万部を発行する起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ smartround スタートアップ スマートラウンド 効率化 投資家 株主総会 株式会社 業務 管理 資本政策 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

経頭蓋電気刺激を搭載したデバイスを開発する「Ghoonuts」が資金調達
2021年11月1日、Ghoonuts株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ニューロサイエンス(神経科学)によって人間の能力を向上させる技術を開発しています。 集中力の向上や、スポーツ・…
アニメーション作品の企画制作プロダクション「ツインエンジン」が資金調達
2022年8月29日、株式会社ツインエンジンは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、中国・深セン市の大手IT・ネットサービス企業テンセント社、電子書籍プラットフォーム「めちゃコミック」を…
Zoomの録画を自動で書き起こしてSalesforceに自動入力する「アンプトーク」がリリース
2021年9月6日、amptalk株式会社は、「アンプトーク」を2021年9月1日から販売開始したことを発表しました。 「アンプトーク」は、Zoom商談の録画を自動で書き起こし、Salesforceに…
同種由来iPS細胞由来心筋細胞シートの実用化を目指す「クオリプス」が20億円調達
2020年12月4日、クオリプス株式会社は、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 大阪大学の技術・研究成果をベースに、同種由来iPS細胞由来心筋細胞シートの開発・事業化を目的に設立さ…
ECプラットフォーム「STORES」運営の「ストアーズ・ドット・ジェーピー」と「京都信用金庫」が業務提携
2020年10月14日、ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社は、京都信用金庫と業務提携を開始したことを発表しました。 ストアーズ・ドット・ジェーピーは、ネットショップ作成サービス「STORES」を運…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集