デジタル通貨・DID発行SaaSプラットフォーム「LITA」を提供する「Digital Platformer」が「都築電気」と業務提携

tips

2022年8月23日、Digital Platformer株式会社は、都築電気株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。

Digital Platformerは、地方自治体を対象としたデジタル通貨・DID発行SaaSプラットフォーム「LITA(リタ)」を提供しています。

2022年7月に大阪府豊能町でローンチされた「とよのんウォレット」において、デジタル地域振興券・DIDの発行プラットフォームとして採用されています。

都築電気は、ネットワークシステムと情報システムの設計・開発・施工・保守事業を展開しています。

今回の提携により、「LITA」と都築電気の知見と技術力を組み合わせ、新たな価値を共創していきます。

DID(Decentralized Identifier)とは、ブロックチェーンを活用した、分散型IDを実現するための識別子のことです。

分散型IDとは、Webサービスなどを提供する企業などの管理主体ではなく、個人が所有・管理するIDです。

現実世界において身分や資格を証明するためには、自身が所有・管理する運転免許証や資格証明書など提示しますが、これをオンライン上で実現することを目指しているのが分散型IDであり、それを実現する技術がDIDです。

現在我々がWebサービスを利用する際には、氏名・生年月日・メールアドレス・住所・クレジットカード情報などを入力し、それぞれのサービスごとに会員登録する必要があります。

また一部のサービスでは、SNSやAmazon、Googleなどのアカウントでログインできる仕組みであるソーシャルログインを採用していることもあります。

これらの方法では、ひとつの企業が個人情報を握ることになりますし、さらにソーシャルログインでは巨大IT企業にサービスの利用状況などの行動データの情報が集約されていくことになります。

この状況は、ハッキングや人的なミスによって個人情報が流出してしまうリスクと隣合わせにあります。

そのため、中央集権的なID発行者に依存することなく、自分が自分であることや資格を証明できる環境を実現する分散型IDに関する取り組みが進められています。

他社との提携や協業は、ビジネスの拡大や新たなイノベーションを起こすために重要なもののひとつです。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ Decentralized Identifier DID Digital Platformer LITA デジタル通貨 ブロックチェーン リタ 分散型ID 地方自治体 都築電気
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【10/25-27開催】「第4回 ブロックチェーンEXPO 【秋】」
「第4回 ブロックチェーンEXPO 【秋】」開催のご案内です。 トレーサビリティやスマートコントラクトなど、DXに活用できるブロックチェーンサービスや、Web3プロダクト、NFT関連サービスなどが一堂…
ブロックチェーン・ベンチャーの「Gaudiy」が資金調達
株式会社Gaudiyは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ジャフコや、毎日新聞社が経営する毎日みらい創造ラボなどです。 Gaudiyは、コミュニティとブロックチェーンを掛け合わ…
軽貨物と荷主のマッチング・プラットフォームなど運営の「CBcloud」が12.4億調達
2019年8月8日、株式会社CBcloudは、総額約12億3,900万円の資金調達を実施したことを発表しました。 軽貨物と荷主を即時につなぐマッチングプラットフォーム「PickGo」や、AIやブロック…
ICOプラットフォーム「COMSA」のテックビューロが16億円調達!
平成29年9月7日、テックビューロ株式会社は、総額16億円の資金調達を実施しました。 ICO プラットフォームの「COMSA」のスタートを10月2日に控えています。 「COMSA」は、企業の ICO …
受託開発事業やプログラミングスクール運営の「Gizumo」が1.1億円調達!
平成30年3月7日、株式会社Gizumoは、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SES事業や、受託開発事業、プログラミングスクール「GIZTECH」を展開しています。 今回…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集