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10分で食料品・日用品を届けるクイックコマースを展開する「OniGO」が「博報堂」と資本業務提携

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2022年8月19日、OniGO株式会社は、株式会社博報堂と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

OniGOは、10分で食料品や日用品を届ける宅配スーパー「OniGO」を運営しています。

実店舗での販売を行わず、ネット販売専用の拠点であるダークストアを複数構えることで、スピーディな配達を実現しています。

博報堂との提携により、OniGOが展開するクイックコマース(Qコマース)システムと、博報堂が培ってきたマーケティングナレッジやソリューションを組み合わせた新たなマーケティング事業「Q-MEDIA」を共同開発します。

「Q-MEDIA」は、OniGOの即時購買・配達システムや、地域密着型ライダー、アプリ・SNS、利用者の購買データなどを活用し、オンライン・オフラインのチャネル全体で統合型マーケティングを実現する仕組みです。

今すぐ買いたい・食べたいという欲求を抱える顧客との即時コミュニケーションを通じ、新たなブランド体験や買い物体験を提供します。

事業開始にあたっては、国内企業向けに、テストマーケティングと一体化した新規ブランド立ち上げ支援、D2C・通販ブランドの販路拡大、即時購買データを活用したカスタマイズメニューなどを提供する予定です。

注文から10分など短時間で商品が届くスピーディなECをクイックコマース(Qコマース)といいます。

海外では米・Gopuff社や、独・Gorillas社など複数のユニコーンが誕生しており、大きな注目を集めている新たなECの形態です。

ダークストアと呼ばれる配送専用の拠点を開設し、短時間で配達できるエリアに限定することでスピーディな配達を実現しています。

配達ではフードデリバリーと同じように自転車やバイクを利用することも特徴的です。

仕入れや在庫管理などを最適化することでコスト削減を図り、配達料を含めてもコンビニよりも安価、スーパーと同程度の価格を実現しています。

その価格と最短10分で届くという利便性から今後も利用が拡大していくと考えられています。

OniGOは、2022年8月時点で、22区7都市でサービスを展開しており、今後も都内を中心にエリア拡大を予定しています。

また、今回の博報堂との提携により、企業のテストマーケティングやD2Cブランドの販路としても活用できるよう事業を拡大する予定です。日常的な商品だけでなく、新商品やD2Cブランドの商品も購入できるようになるため、企業・消費者双方にさらに多様な価値を提供できるサービスへと成長しそうです。

コロナ禍によってネット販売はスーパーだけでなく、どのような業種でも重要なものとなりました。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットを活用した集客ノウハウについて詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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