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2022年7月5日角膜内皮疾患に対する治療薬と再生医療等製品の研究・開発を行う「アクチュアライズ」が資金調達
2022年6月30日、アクチュアライズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。
また、アクチュアライズの開発品候補「AE101」について、株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所と日本における共同開発契約を締結したことも併せて発表しました。
アクチャライズは、フックス角膜内皮ジストロフィ(FECD)を代表とする角膜内皮疾患の薬物治療と再生医療の研究開発を行っています。
角膜内皮疾患を点眼液で治療することを目指しています。
「AE101」は、水疱性角膜症を適応症とし、培養ヒト角膜内皮細胞とROCK阻害薬を混合した新規細胞注入療法として開発を進めているものです。
日本において臨床試験を進め、早期の製造販売承認取得を目指します。
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フックス角膜内皮ジストロフィは、角膜内皮障害を起こす進行性の疾患です。
欧米人の有病率が高く、世界でもっとも患者数の多い角膜内皮疾患でもあります。
フックス角膜内皮ジストロフィが進行すると角膜が白く濁り、重度の視力障害をもたらします。
治療には角膜移植しか選択肢がありませんが、世界的にドナー角膜が不足しており、さらには角膜移植は難度の高い手術であることが課題となっています。そのため新たな治療法が求められています。
アクチュアライズは、同志社大学生命医科学部において進められてきた角膜内皮疾患の再生医療研究から得られた知見をもとに、角膜内皮疾患の点眼薬での治療を実現することを目指し研究開発を行っています。
2022年5月19日に、フックス角膜内皮ジストロフィを対象とした点眼液のグローバル開発に向けた第II相臨床試験において、アメリカで最初の患者登録を開始しています。
第II相臨床試験は、同意を得た少数の患者に対し、有効性・安全性・適切な用法や用量を調査するための臨床試験です。
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