「GENDA」「ハシラス」「ダイナモアミューズメント」が三者間資本業務提携

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2022年6月21日、株式会社GENDAは、株式会社ハシラスと資本提携の上、GENDA、ハシラス、株式会社ダイナモアミューズメントの3社間での資本業務提携に合意したことを発表しました。

GENDAは、「GiGO」「SEGA」などのアミューズメント施設(ゲームセンター)運営事業、アミューズメントマシンレンタル事業、オンラインクレーンゲーム事業、セールスプロモーション事業、キャラクターライセンス事業、海外事業を展開しています。

ハシラスは、VRコンテンツ制作事業や、VRコンサルテーション、VR活用促進事業など、VR関連事業を展開しています。

ダイナモアミューズメントは、ロケーションエンターテイメント事業を中心に、体感型シアターアトラクション、VRアトラクション、インタラクティブゲームなど、映像を軸としたコンテンツの企画・制作・販売を展開しています。

今回の提携により、3社のノウハウ・資源を共有し、新たなサービスを開発します。

新型コロナウイルス感染症の流行により、密な空間であるゲームセンターは大きな打撃を受けました。

全国でアミューズメント施設「タイトーステーション」などを運営する株式会社タイトーは、2021年3月期の決算で57億円の当期純損失を計上しており、コロナ禍の影響が非常に大きなものであったことがわかります。

これまでゲームセンターの主な収入源はメダルゲームだったのですが、不特定多数の人間が触れるメダルを扱うという関係上、感染症対策の観点からユーザーが離れていってしまいました。またメダルゲームをプレイする年齢層に高齢者が多かったことも要因のひとつだと考えられます。

そのためゲームセンターは新たなエンターテインメントコンテンツの展開や、新施設の運営に力を入れており、とくにVRへの取り組みが目立っています。

現在、ゲームセンターや、遊園地、商業施設では多種多様なVRアトラクションが展開されています。

VRアトラクションとはVRゴーグルを装着して楽しむエンターテインメントコンテンツで、シューティング・ホラー・レース・スポーツなどさまざまなジャンルで、これまでにない没入体験を提供しています。

こういったVRアトラクションでは、広いスペースを使って動き回れたり、VRゴーグル以外に上下左右に動く乗り物や専用の装置を利用することで身体的にもプレイをフィードバックすることでさらに体験を向上させている点が特徴です。

今後VRアトラクションは、アミューズメント施設などにおいて施設でないとできない体験を提供するものとして、さらに発展していくと考えられます。

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