分散型コンピューティングパワー(計算力)を提供する「モルゲンロット」が「鹿島建設」と資本業務提携

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2022年6月9日、モルゲンロット株式会社は、鹿島建設株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

モルゲンロットは、分散処理コア技術「Excalibur」を中核としたソフトウェア開発力と、最先端のGPU技術を採用した先端ハードウェアシステムにより、高度な計算能力をクラウドベースで提供しています。

また、クラウドCGレンダリングサービス「RenderPool」の提供や、再生可能エネルギーや余剰電力を活用したグリーンデータセンター事業なども展開しています。

GPUベースシステムの分散処理技術は、流体解析や高精細巨大データの可視化などでも有効であり、建設分野での活用も期待されています。

今回の鹿島建設との提携により、土木建築領域でソリューションの開発を行っていきます。

大規模のデータ処理をひとつのサーバーで行うと、負荷がかかりすぎてしまい、パフォーマンスに悪い影響を与えてしまいます。

そのため、機械学習など大規模のデータを処理する際には、複数のサーバーに負荷を分散させて処理を行う分散処理技術を利用します。

近年のクラウドの普及により、機械学習などはクラウド上のリソースを使って分散処理で動かすことも増えています。クラウド上のリソースを活用すれば、コストなどの関係で自前のサーバーを用意できない企業でも、大規模なデータ処理を行えます。

モルゲンロットは、クラウドを活用した分散処理において、CGレンダリングサービス「RenderPool」や、GPUクラウドなどを提供しています。

GPUは、3Dグラフィックスなど画像の処理・計算に強い半導体チップのことです。

3DCGのレンダリングなどではこのGPUのスペックが処理のスピードに直結してきます。また、GPUは並列的な計算処理に優れるという特徴があり、画像処理以外の計算処理、とくに機械学習でも活用されることが増えています。

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