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がんの根治を目的とした天然型マイクロRNAの核酸医薬を開発する「PURMX Therapeutics」が8.5億円調達

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2022年5月31日、株式会社PURMX Therapeuticsは、総額約8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

PURMX Therapeuticsは、難治性疾患の治療のため、革新的な核酸医薬の開発を目指しています。

2022年6月現在、悪性胸膜中皮腫を対象した核酸医薬「MIRX002」を開発しています。

「MIRX002」は、天然型マイクロRNAを有効成分とし、天然型マイクロRNAを補充することでがん細胞を老化させて死滅させるというコンセプトの核酸医薬です。

悪性胸膜中皮腫のマウスへの投与(動物実験)では、腫瘍の縮小と生存率の延長が確認できています。

現在、悪性胸膜中皮腫の患者を対象にした第1相臨床試験(ヒトに対してはじめて投与する段階)を広島大学が医師主導治験として実施しています。

今回の資金は、「MIRX002」の単回投与医師主導治験、反復投与医師主導治験、適応拡大などの研究開発の促進、新薬候補の拡充のための研究開発に充当します。

核酸医薬品とは、遺伝子情報を司るDNAやRNAといった核酸を使用した医薬品のことです。

従来の医薬品では治療の難しかった疾患を治療する可能性を持ち、低分子医薬品・抗体医薬品に続く第3の医薬品として期待されています。

遺伝子性疾患、がん、インフルエンザなどウイルス感染症などへの適用が期待されており、世界的に研究が行われています。

2021年12月時点で、日本では5品目が、米国では14品目が、欧州では10品目が承認されています。

主に難治性疾患を対象としたものが多く、今後も有効な治療法のない疾患の医療ニーズ(アンメットメディカルニーズ)に対する核酸医薬品が実用化されていくと考えられます。

PURMX Therapeuticsが開発する「MIRX002」は、悪性胸膜中皮腫の治療を目的とした核酸医薬品です。

悪性胸膜中皮腫はまれな疾患なのですが、アスベストが原因で発症することが知られています。

アスベストを吸ってから発症までの潜伏期間が25年から50年と長く、日本でアスベストが全面禁止となったのは2006年であるため、今後も患者が増えてくると考えられています。

悪性胸膜中皮腫は難治性疾患のひとつであり、予後も非常に悪いことから、有効な治療法が求められています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ がん 株式会社 治療 疾患 研究開発 資金調達
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