注目のスタートアップ

シェアサイクルサービス「チャリチャリ」運営の「neuet」が普通社債の発行による資金調達を実施

company

2022年5月30日、neuet株式会社は、「佐銀ベンチャーキャピタル投資事業有限責任組合第四号」を引受先とした普通社積の発行による資金調達を実施したことを発表しました。

「佐銀ベンチャーキャピタル投資事業有限責任組合第四号」は、株式会社佐賀銀行と株式会社佐銀キャピタル&コンサルティングが共同で設立したファンドです。

neuetは、シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営しています。

福岡市とは共同事業として、2022年5月30日時点で、約2,500台の自転車と500カ所以上のポートを展開しています。

また、熊本エリアでは、「熊本市シェアサイクル実証実験事業」の共同事業者として採択され、2022年4月28日からサービスを開始しています。

2022年5月時点で展開しているエリアは、福岡、名古屋、東京、熊本となっています。

今回の資金は、九州エリアでのサービスの発展のため、車両の充実、展開エリアの拡大、利用回数の拡大に向けた施策などに充当します。

今後、佐賀銀行と佐銀キャピタル&コンサルティングの支援を受け、九州エリアでの「チャリチャリ」の利便性の向上、地域交通課題の解消、SDGsの推進、脱炭素社会の実現、地域経済の発展に向けた取り組みを加速していきます。

温室効果ガス排出の削減のため、大気汚染物質を排出しない乗り物の開発・普及が世界的に推進されています。

特に自動車については、1人での移動が多く、かつ移動距離も10km以内が中心であることから、利用実態に即したモビリティ(乗り物)の開発・普及が必要です。

比較的歴史のある乗り物のひとつに自転車があります。自転車は生活における移動手段として定着しており、都市圏では街中にシェアサイクルのポートの整備が進めば、さらに便利に利用できると考えられています。

また自転車にはモーターによって推進をサポートしてくれる電動自転車もあります。体力のない人や、坂道でも楽に走れるようになるため、より多くの人が利用できることでしょう。

自転車以外にも普及のための取り組みが進んでいるのが電動キックボードです。

こちらは自転車よりもさらに構造がシンプルであるため、整備などが容易であるというメリットがありますし、すぐに足をつくことができるため、自転車よりも重大な事故になりにくいという特徴があります。

自転車は素早く移動できる。電動キックボードは安全に、身軽に移動できるという特徴があります。

どちらかが上位互換であるというわけではないため、シェアサイクルと電動キックボードシェアリングは同時に普及していくか、もしくは街の特性に合わせて普及していくと考えられます。

新たなビジネスでは、自治体や他社との連携が必要となる場合があります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ neuet シェアサイクル シェアリング・サービス チャリチャリ モビリティ 九州 佐賀銀行 佐銀キャピタル&コンサルティング 佐銀ベンチャーキャピタル投資事業有限責任組合第四号 株式会社 熊本市 社債 福岡市 自転車 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
合同会社と株式会社の違いサムネイル
合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳の大久保が解説!
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

暗号資産のウェルスマネジメントサービス提供の「HYPERITHM」が12億円調達
2021年8月18日、株式会社HYPERITHMは、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 暗号資産のウェルスマネジメント(富裕層向け総合的な資産管理)サービスや、私募での暗号資産のレ…
住宅ローン・プラットフォーム運営の「iYellグループ」が都市銀行・ネット銀行・地方銀行・信用金庫を含む15社と提携
2020年12月11日、iYell株式会社は、子会社の住宅ローンの窓口株式会社が、みずほ銀行など、新たに15社と提携を開始したことを発表しました。 iYellグループは、家を買いたい人、家を売りたい事…
中古車事業者向けオークション会場展開の「ユー・エス・エス」が「Global Mobility Service」と資本業務提携
2022年5月26日、株式会社ユー・エス・エスは、 Global Mobility Service株式会社と、資本業務提携を行うことについて決議したことを発表しました。 ユー・エス・エス(USS)は、…
ゲームのための家具を開発・販売する「Willow」が資金調達
2020年12月25日、Willow株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ゲーミング家具を開発・販売しています。 2020年12月現在、ゲームのためのデスク「ARCdesk(アークデスク…
SaaS開発/運営を容易にするプラットフォームを開発する「アンチパターン」が9,200万円調達
2022年4月6日、株式会社アンチパターンは、総額9,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アンチパターンは、SaaS開発/運営を容易にする、SaaS開発支援SaaSを開発しています。 …

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集