総合ITベンダー「インテック」がドローン・ロボットソリューションを提供する「ブルーイノベーション」と業務・資本提携

tips

2022年5月26日、株式会社インテックは、ブルーイノベーション株式会社と、業務・資本提携契約を締結したことを発表しました。

インテックは、TISインテックグループのシステムインテグレーターです。

ブルーイノベーションは、ドローン・ロボットの遠隔制御・統合管理を実現するプラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」を軸に、点検・物流・オフィス・教育の分野でソリューションを開発・提供しています。

今回の提携により、以下の3点に取り組みます。
・インテックのソリューションと「BEP」を組み合わせたビジネスの共創
・ブルーイノベーションが有するドローン業界の知識と、インテックが有する顧客基盤を活かした共同マーケティングの実施
・両社の顧客に対するお互いのソリューション・サービスの販売と、個別システムの企画・開発

第1弾として、物流業界を対象に倉庫内での棚卸と搬送業務のロボット化・自動化を進めていきます。

国内ではインフラの老朽化と深刻な人手不足が重なり、現場の省人化が喫緊の課題となっています。

ドローンは人の手では作業できない場所でも点検・作業を行うことができるため、こういった現場での点検・作業などにおける活用が進んでいます。

ドローンは荷物の輸送・配達、災害現場などでの情報収集の活用も想定されており、将来的に様々な課題を解決してくれるものとして期待されています。

また、工学の分野ではロボットについても活用が大きく進んでいます。

製造業や物流倉庫も人手不足が深刻なのですが、工場や倉庫などの現場での生産性の向上や省人化のため、AIを活用した自動で動くロボットである自律ロボットの導入が進んでいます。

一方で、AIを活用したドローン・ロボットは、まだその動きや判断において柔軟性に欠けるところがあります。

そのため工場などで自律ロボットを導入する際には工場・現場の環境をロボットが動きやすいように整える必要があり、それが導入の際の大きなハードルとなっています。

ブルーイノベーションは、複数のロボット・ドローンを協調・連携させて複雑な業務を達成させることができるプラットフォーム「BEP」を構築しています。

今回のインテックとの連携により、さらにロボット・ドローンを様々な産業へと導入していき、DXに貢献していくことになるでしょう。

ロボットなどの研究開発には潤沢な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ BEP Blue Earth Platform IT TISインテックグループ イノベーション インテック ソリューション ドローン ブルーイノベーション ロボット 株式会社 資本提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

現場向け動画教育システム「tekibi」を運営する「Tebiki」が8億円調達
2023年9月12日、Tebiki株式会社は、借入等により総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Tebikiは、現場向け動画教育システム「tekibi」を運営しています。 小売・サービス…
プロ人材特化型ダイレクトリクルーティングシステム「キャリーミーダイレクト」がローンチ
2023年2月21日、株式会社Piece to Peaceは、「キャリーミーダイレクト」をローンチすることを発表しました。 「キャリーミーダイレクト」は、オンライン上で1万人以上のプロ人材と直接マッチ…
フェムテック専門ECサイトの運営や法人へのフェムテック市場参入コンサルなどの「fermata」が2.1億円調達
2022年4月27日、fermata株式会社は、総額2億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 fermataは、フェムテック専門ECサイト「fermata store」の運営、商品に…
分散型台帳ソフトウェア開発の「Scalar」が資金調達
2020年2月14日、株式会社Scalarは、資金調達を実施したことを発表しました。 分散型台帳ソフトウェア「Scalar DLT」を開発しています。 分散データベース・ソフトウェア「Scalar D…
【大久保の視点】ホームページ制作SaaS運営の「ペライチ」がラクスルから4.9億円調達をどう見るか。
2020年9月10日、株式会社ペライチは、4億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、印刷・集客支援のシェアリング・プラットフォーム「ラクスル」などを運営するラクスル株式会社…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集