創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年4月18日宿泊施設のペーパーレス運営とデータドリブン経営をサポートする「SmartInn」 正式版リリース

2022年4月15日、株式会社SmartInnは、「SmartInn(スマートイン)」の正式版を提供開始したことを発表しました。
「SmartInn」は、宿泊施設のペーパーレス運営とデータドリブン経営をサポートするシステムです。
宿泊台帳の取得からチェックイン時の施設案内を電子化するフロントレスチェックインを提供することで、ペーパーレス化とデータドリブン経営を支援します。
民泊の玄関などにチェックイン用のQRコードを貼り、宿泊者のスマートフォンを利用してチェックインを行ってもらう仕組みを構築しています。これにより、フロントを設置できない民泊やグランピング施設などの宿泊施設のチェックイン業務を効率化します。
宿泊台帳が入力されたあとに鍵の詳細(手渡し、キーボックス、スマートキーなど)を表示するため、旅館業法が求める正確な宿泊台帳の記帳を実現し、宿泊台帳のとりこぼしをゼロにします。
また、すべての宿泊台帳を回収できるため、その宿泊情報をもとにデータドリブンな経営を実現することが可能です。
—
旅館業法では、宿泊者名簿を設置し、宿泊者の氏名、住所などの事項を記載し、それを保存する必要があります。また、外国人の宿泊者の場合、国籍・パスポートの番号の記載と、パスポートの写しの保存が必要となります。
ホテルや旅館などではチェックイン時のフロントで宿泊者に宿泊台帳に記載してもらうことが多いのですが、民泊などではフロントを設置するスペースがなく、スマートロックなどで鍵を管理し、部屋の中に設置した宿泊台帳に記載してもらうことをメールなどで促すというケースが多くあります。しかし、このような方法では宿泊台帳を書いてくれないことも多く、また書いてくれたとしてもパスポートの写しがないということもあります。
このことから、健全な民泊運営のためには直接宿泊者と会って宿泊台帳を書いてもらうことが確実なのですが、言語の問題もありますし、なにより人件費がかかってしまうため民泊では大きなネックとなっている部分です。
「SmartInn」は、現場に貼ったQRコードを読み込んでもらうことでチェックインと宿泊台帳の記入を行ってもらい、それが実施されたあとに鍵の詳細を表示するため、宿泊台帳の回収と安全な鍵の管理を行うことができます。
民泊ではすでにスマートロックを取りつけている場合がありますが、「SmartInn」ではスマートロックと連携するのではなく、スマートロックの解除番号を教えるという形をとっているため、既存のスマートロックのままシステムを導入できることが特徴的です。
民泊では資金的・事業の継続性が理由にデジタル投資について積極的になることが難しいため、こういった既存の設備に足すだけでデジタル化が行えるシステムは助かる存在でしょう。
デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
| カテゴリ | 便利なサービス |
|---|---|
| 関連タグ | チェックイン データドリブン デジタル化 ペーパーレス ペーパーレス化 ホテル 効率化 宿泊施設 株式会社 民泊 観光 電子化 |
便利なサービスの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年4月18日、メドメイン株式会社は、総額8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 メドメインは、デジタル病理支援AI搭載クラウドシステム「PidPort」を提供しています。 …
2025年4月3日、株式会社PRIMASは、資金調達を発表しました。 引受先は、株式会社テックビズです。 PRIMASは、財務経理領域専門のBPOコンサルティング事業と財務経理フリーランスエージェント…
2020年4月15日、VUILD株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 国内代理店として米国製3D木材加工機「ShopBot」の販売や、木製家具をカスタマイズしてオーダーできるプラットフォ…
2025年9月10日、株式会社strayaは、資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は1億円となりました。 strayaは、警備業界向けDXプラットフォーム「KUMOCAN(くもか…
2022年11月15日、株式会社パワーエックスは、大手金融機関から融資によって15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 パワーエックスは、超急速EV充電用蓄電池・定置用蓄電池・船舶用電池・住宅…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
