宿泊施設のペーパーレス運営とデータドリブン経営をサポートする「SmartInn」 正式版リリース

tool

2022年4月15日、株式会社SmartInnは、「SmartInn(スマートイン)」の正式版を提供開始したことを発表しました。

「SmartInn」は、宿泊施設のペーパーレス運営とデータドリブン経営をサポートするシステムです。

宿泊台帳の取得からチェックイン時の施設案内を電子化するフロントレスチェックインを提供することで、ペーパーレス化とデータドリブン経営を支援します。

民泊の玄関などにチェックイン用のQRコードを貼り、宿泊者のスマートフォンを利用してチェックインを行ってもらう仕組みを構築しています。これにより、フロントを設置できない民泊やグランピング施設などの宿泊施設のチェックイン業務を効率化します。

宿泊台帳が入力されたあとに鍵の詳細(手渡し、キーボックス、スマートキーなど)を表示するため、旅館業法が求める正確な宿泊台帳の記帳を実現し、宿泊台帳のとりこぼしをゼロにします。

また、すべての宿泊台帳を回収できるため、その宿泊情報をもとにデータドリブンな経営を実現することが可能です。

旅館業法では、宿泊者名簿を設置し、宿泊者の氏名、住所などの事項を記載し、それを保存する必要があります。また、外国人の宿泊者の場合、国籍・パスポートの番号の記載と、パスポートの写しの保存が必要となります。

ホテルや旅館などではチェックイン時のフロントで宿泊者に宿泊台帳に記載してもらうことが多いのですが、民泊などではフロントを設置するスペースがなく、スマートロックなどで鍵を管理し、部屋の中に設置した宿泊台帳に記載してもらうことをメールなどで促すというケースが多くあります。しかし、このような方法では宿泊台帳を書いてくれないことも多く、また書いてくれたとしてもパスポートの写しがないということもあります。

このことから、健全な民泊運営のためには直接宿泊者と会って宿泊台帳を書いてもらうことが確実なのですが、言語の問題もありますし、なにより人件費がかかってしまうため民泊では大きなネックとなっている部分です。

「SmartInn」は、現場に貼ったQRコードを読み込んでもらうことでチェックインと宿泊台帳の記入を行ってもらい、それが実施されたあとに鍵の詳細を表示するため、宿泊台帳の回収と安全な鍵の管理を行うことができます。

民泊ではすでにスマートロックを取りつけている場合がありますが、「SmartInn」ではスマートロックと連携するのではなく、スマートロックの解除番号を教えるという形をとっているため、既存のスマートロックのままシステムを導入できることが特徴的です。

民泊では資金的・事業の継続性が理由にデジタル投資について積極的になることが難しいため、こういった既存の設備に足すだけでデジタル化が行えるシステムは助かる存在でしょう。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 便利なサービス
関連タグ チェックイン データドリブン デジタル化 ペーパーレス ペーパーレス化 ホテル 効率化 宿泊施設 株式会社 民泊 観光 電子化
詳細はこちら

宿泊施設のペーパーレス運営とデータドリブン経営をサポートするシステム「SmartInn」が正式版を提供開始

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

図面データ活用クラウド「CADDi DRAWER」がリリース
2022年6月22日、キャディ株式会社は、「CADDi DRAWER(キャディドロワー)」を正式に提供開始したことを発表しました。 「CADDi DRAWER」は、図面の活用を軸に製造業のDXを支援す…
住まい相談プラットフォーム「すんで」運営の「住んで埼玉」が3,310万円調達
2021年3月10日、株式会社住んで埼玉は、総額3,310万円の資金調達を実施したことを発表しました。 住まい相談プラットフォーム「すんで」を運営しています。 希望している街に住んでいるメンターに相談…
スキマバイトサービス運営の「タイミー」が「KDDI open innovation fund」から資金調達
2021年8月30日、株式会社タイミーは、KDDI Open Innovation Fund 3号(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)と投資契約書を締結し、KDDI株式会社との業務提携の検討を目的…
製造業向けナレッジマネジメントプラットフォーム「blooplinter」の開発などを行う「LIGHTz」と「豊田通商」が資本業務提携
2023年7月26日、株式会社LIGHTzは、豊田通商株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。 LIGHTzは、中小製造業向けDXツール「ものづくりコネクト」(旧:Pincy Park)…
機械学習・ディープラーニング・数理アルゴリズムなどの最先端技術の実用化を手掛ける「TRUST SMITH」が1.1億円調達
2020年9月25日、TRUST SMITH株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TRUST SMITHは、東大発の数理アルゴリズムを実装するスタートアップ企業で…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集