注目のスタートアップ

コロナ時代の安心安全な次世代スポーツ施設を開発する「エアデジタル」が4,000万円調達

company

2022年3月2日、エアデジタル株式会社は、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

センサー、AR、プロジェクションマッピング技術を活用した、各種スポーツの体験型シミュレーションマシン(デジタルスポーツマシン)の開発・提供と、これらマシンを利用した次世代スポーツ施設の開発を行っています。

2022年3月現在、野球、サッカー、アーチェリー、テニス、バドミントン、、クレー射撃、ボウリング、サイクリング、スキーなど多種多様な種目のデジタルスポーツマシンを提供しています。

また、各種アミューズメント施設に、体験型スポーツ・アクティビティ「レジェンドスポーツヒーローズ」を提供しています。

2022年4月末に、体験型スポーツフィールド「スポーツ60&スマート」を、埼玉県久喜市のショッピングモール「アリオ鷲宮」にオープンする予定です。

今回の資金は、マーケティング活動の開始、組織体制の強化、スポーツ体験施設の開発の推進に充当されます。

これまでもゲームセンターなどのアミューズメント施設にはスポーツを題材としたゲームコンテンツが設置されていましたが、センサー技術などが未発達かつ高価であったため充実した内容のゲームを提供することが難しく、いわゆるチープなものが多かったという印象があります。

しかし、近年のテクノロジーの急速な発達はこうしたアミューズメント領域にも大きな影響を与えており、大型商業施設などではクオリティの高い体験型のゲーム/アクティビティの提供が目立ってきました。

スクリーンなどを使った体験型コンテンツは、省スペースでありながら奥行きのある体験を提供することができるため屋内施設に最適です。

多くのスポーツは土地を必要とするため、事業者としては手掛けるのが難しく、価格も高くなってしまうことが難点でしたが、体験型コンテンツはこういった課題も解決するため、今後コンテンツのクオリティが上がっていくにつれて利用者も増加し、様々な施設に導入されていくようになると考えられます。

エアデジタル株式会社のコメント

このニュースを受けまして、エアデジタル株式会社 代表取締役 前田相伯氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

弊社が扱うシミュレーションシステムを使ったデジタルスポーツマシンは、日本においてはかなりニッチ状況です。
導入がかなり面倒というか、ものが大きく扱いがとても面倒なため誰でも扱えるものでもないです。
ただし、シミュレーションゴルフと同じく、使ってみたらかなり良い出来栄えのモノでして、普及に向けて、手に取って触れられる旗艦店を作れないかといった理由で調達を行いました。

・今後の展望を教えてください。

導入コストを抑えられれば、店舗事業としての採算が取れるものと見込んでいます。
現状、ショッピングモールの空きテナントが多い状況は、当社にとっては追い風と感じているため、低コスト出店に多店舗化を進めていけたらと思っております。

・読者へのメッセージをお願いします。

来月末に、埼玉県久喜市のショッピングモール「アリオ鷲宮」に200坪程度の旗艦店がオープンするので、ぜひ遊びにお越しいただけると幸いです。

新たなプロダクトの開発には資金調達が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ウェルネス エアデジタル ゲーム シミュレーション スポーツ フィットネス 施設 株式会社 次世代 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

環境負荷の低い農業の普及に取り組む「坂ノ途中」が「パナソニック」と資本提携
2023年6月28日、株式会社坂ノ途中は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、パナソニック株式会社がSBIインベストメント株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド…
スマート水田サービス「paditch」を開発・運営する「笑農和」が資金調達
2023年12月22日、株式会社笑農和は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社脱炭素化支援機構です。 笑農和は、スマート水田サービス「paditch(パディッチ)」を開発・運営し…
卸・仕入れのプラットフォーム運営の「スペースエンジン」が1億円調達
2020年2月3日、株式会社スペースエンジンは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メーカーと店舗をつなぐ卸・仕入れのプラットフォーム「SpaceEngine」を運営しています。 店頭…
外国人人材紹介サービス・グローバル人材紹介サービスを手がける「SUNNYDAY」が資本金を500万円から2,000万円に増資
2023年6月9日、SUNNYDAY株式会社は、資本金を500万円から2,000万円に増資したことを発表しました。 SUNNYDAYは、外国人人材紹介サービスや、グローバル人材紹介サービスを展開してい…
コーヒーコミュニティアプリを開発する「KOHII」が2,750万円調達
2022年8月16日、株式会社KOHIIは、総額2,750万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スペシャルティコーヒーの魅力を届けるアプリサービス「KOHII」を開発・運営しています。 オリジ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集