注目のスタートアップ

ロボット遠隔制御サービス「HATS」開発の「キビテク」が1.5億円調達

company

2022年2月16日、株式会社キビテクは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ロボット遠隔制御サービス「HATS(Highly Autonomous Teleoperation Service)」の開発や、ロボットシステム受託開発事業を展開しています。

「HATS」は、ロボットに組み込むことで遠隔制御を実現する装置・サービスです。

自律ロボットが予想外のできごとで停止してしまうといった問題によってロボットの導入ができない現場や導入後の課題を抱える現場を支援することを目的としています。

今回の資金は、システムの開発推進や、エンジニア人材の採用強化、実証実験の推進に充当されます。

人手不足にある製造業では生産性の向上や省人化が求められており、デジタル化はその一助となるものとして導入が進んでいます。

特に大きな効率化につながるものとして自律ロボットが注目されています。

自律ロボットは、AIによって状況を判断し最適な行動を選ぶというものが主なのですが、AI技術はまだ発展途上であるため判断に限界があります。

そのため想定外のできごとに遭遇したとき、ロボットは停止してしまうことになります。

これによってむしろ生産性が低下してしまうといった現場も存在しており、自律ロボットの導入のためには、自律ロボットを前提とした環境の構築が必要となります。

しかし環境構築は大きな投資となるため、ロボット導入による生産性向上・効率化を実現できずにいる企業も多くあります。

キビテクは、こういった自律ロボット向けに、遠隔制御を可能にする後付けのシステム「HATS」を提供することでロボットの“半自動”を実現し、自律ロボットの導入や運用に課題を抱える現場を支援することを目指しています。

創業期は様々なリソースが足りないことが多いため、必要に応じたシステムを導入し効率化を図ることが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ HATS Highly Autonomous Teleoperation Service キビテク ロボット 半自動 操作 株式会社 自律 資金調達 遠隔
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

まちづくりスタートアップの「NEWLOCAL」が4億円調達
2025年5月20日、株式会社NEWLOCALは、総額4億円の資金調達を発表しました。 NEWLOCALは、不動産開発を中心としたまちづくり事業を展開しています。 独自の魅力があり、意思や行動力がある…
「サッポロホールディングス」と「サムライインキュベート」がビジネス・コンテストを開催
2019年7月18日、サッポロホールディングス株式会社は、株式会社サムライインキュベートと共同で、「サッポロビジネスコンテスト最終審査会」を開催したことを発表しました。 「サッポロビジネスコンテスト」…
ペットウェルネスブランド「PETOKOTO」展開の「PETOKOTO」が5億円調達
2021年12月1日、株式会社PETOKOTOは、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 PETOKOTOは、ペットライフメディア「PETOKOTO」や、独自の審査を通過した保護団体のみ…
新規事業創出と鉄道事業の進化を目指す共創プログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR 2021」が開催
2021年8月23日、eiicon companyは、東京地下鉄株式会社と、「Tokyo Metro ACCELERATOR 2021」を開催することを発表しました。 「Tokyo Metro ACC…
バーチャルオフィスなどで活用できるバーチャル空間サービスを開発・提供する「oVice」が45億円調達
2022年8月31日、oVice株式会社は、総額45億円の資金調達を実施したことを発表しました。 oViceは、バーチャル空間サービス「oVice」を開発・提供しています。 見下ろし型の平面の空間にア…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集