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2021年10月19日無料のオンラインキャリア相談サービス「CHOICE!」提供の「Compass」が2億円調達

2021年10月18日、株式会社Compassは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
無料のオンラインキャリア相談サービス「CHOICE!」と、相談データを活用した転職活動を提案する「CHOICE!+転職エージェント」を提供しています。
「CHOICE!」は、LINEからプロのキャリアカウンセラーに、キャリアに関する相談をいつでも無料でできるサービスです。
キャリアカウンセリングを無料で提供し、誰でも気軽に相談できる環境を整備することで、ワーキングプア問題の解決を目指しています。
神戸市や京都市など自治体の就労支援DXの取り組みも行っています。
今回の資金は、AIマッチング機能の強化などの開発体制の強化や、営業マーケティングチームの強化に充当されます。
ワーキングプアとは、働いているにも関わらず貧困状態にある就業者のことを指しますが、十分な定義がなく、一般的にはフルタイムで働いているにも年収200万円以下の就業者がワーキングプアであるといわれています。
ワーキングプアが生まれた要因には、科学技術の発達、消費者の要求の拡大、グローバル化、雇用・産業の規制緩和など様々な要因があります。
特に雇用・産業の規制緩和が大きく、アルバイト・パート・派遣などの非正規雇用によって収入の低下が起こりました。
総務省の「労働力調査 (詳細集計)」(2020年平均)によると、役員を除く雇用者5,620万人のうち非正規の職員・従業員は2,090万人と約37%にのぼります。
このうち男性の年間収入は、100万円未満が28.9%、100~199万円が27.9%(あわせて56.8%)。
女性の年間収入は、100万円未満が42.6%、100~199万円が38.9%(あわせて81.5%)。
どちらも非常に高い数値となっていますが、女性が81.5%と圧倒的で、男女格差があることがわかります。
非正規雇用者は、単純に収入が低いというだけでなく、正社員と比べて安定したキャリア形成ができないという課題があります。
キャリア形成が難しいため、年齢を重ねるにつれワーキングプアから抜けだせなくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
また近年では労働者の価値観が多様化し、好きなことで生きていくことを選択する人により、自発的なワーキングプアが発生するといった状況にもなってきています。
そのため、非正規雇用者でもキャリア形成ができるような環境の整備や仕組みの構築が求められています。
企業の成長には人材の採用が不可欠です。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。
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