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2021年10月15日中小企業製造業工場向け案件管理・経営判断支援SaaS「monit」運営の「トランスミット」が1.24億円調達
2021年10月14日、トランスミット株式会社は、総額1億2,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。
中小企業製造業工場の案件管理や経営判断を支援するSaaS「monit(モニット)」を運営しています。
受注から出荷のデータ・案件管理を行い、案件管理に紐付いた生産工程管理と実績にもとづいた経営分析を実現します。
今回の資金は、開発体制の強化や、営業オペレーションの強化に充当されます。
2019年の製造業の業績は、米中貿易摩擦や天候などの影響を受け、前年比で大きく縮小しています。今後数年間の業績見通しも減速傾向となっています。
また新型コロナウイルス感染症の流行により、グローバルサプライチェーンの寸断のリスクが顕在化しました。
米中貿易摩擦や新型コロナウイルスなど、不確実性の高まりを受け、世界では柔軟性のあるサプライチェーンの再構築が必要との見方が強まっています。
このような環境や顧客のニーズの変化に対応するためには、組織内外の経営資源を再結合・再構成する力(ダイナミックケイパビリティ)が必要となります。
この能力を高めるためにはデジタル化・DXが有効であると考えられています。
しかし製造業のDXは、製造工程・マーケティングともにあまり進んでいません。
2019年においては製造工程のデータ収集に取り組んでいる企業は51%にしかすぎず、さらには減少しているとの統計もあります。
製造業のDXが進まない大きな原因としては、IT人材が不足していることが挙げられます。
ものづくり企業が直面している課題には、大企業・中小企業ともに、人手不足や人材育成・能力開発が進まないといった、人材面の課題が浮き彫りとなっています。
デジタル技術を活用した企業では、人材の定着率が向上したほか、人員配置を変えずに業務効率が向上したといった結果が出ているため、まずはDXを推進するための人材確保に関する課題を解決することが急務となっています。
製造業以外でもDXの推進は大きな課題です。しかし創業期はまだなにも導入されていないまっさらな状態であるため、自らの使いやすいように最新のシステムを導入することができます。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
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