注目のスタートアップ

BtoB事業用駐車場プラットフォーム「at PORT」展開の「ランディット」が7,000万円調達

company

2021年10月13日、ランディット株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

BtoB専用の事業用駐車場手配サービス「at PORT(アットポート)」を提供しています。

駐車場を借りたい側は、デバイスひとつで検索・見積・予約・契約・決済・管理までを行うことができます。

貸したい側は、顧客管理・契約管理・物件管理まで一括で行うことができます。

需要・供給どちらにも存在するアナログな業務・取引をデジタル化することで、それぞれのコストの削減と、駐車場の稼働率の向上を目的としています。

今回の資金は、プロダクト開発や、組織体制の強化に充当されます。

駐車場業は、遊休スペースの活用や、マンション建設までの暫定的な利用などによる参入もあり、都市部を中心に急激に市場が拡大しています。

しかし多くは自家用車を対象としたコインパーキングであるため、近年の自家用車の減少を考えると、需要と供給のバランスが崩れているという課題があります。

また、不動産業界ではDXが進みつつあるものの、駐車場領域ではいまだアナログな作業・手続きが多く、その非効率的な業務を改善する必要もあります。

このことから近年は、駐車場経営のデジタル化を実現するサービスや、駐車場マッチングサービスなどが増えてきています。

今後の自動運転車の普及など自動車自体の革新もあるため、駐車場業界も大きな変化を迎えるでしょう。

駐車場のIT化としては、駐車場の利用・決済をETCによって行うサービスなどが考えられています。

また自動運転車と連携した仕組みとしては、車両・駐車場インフラ・管制センターが連携し、指定した駐車位置や空きスペースに自動で車両を誘導し駐車を完了させる、オートバレーパーキングといった仕組みもあります。

経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDX化が成功しなければ年間最大12兆円の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。このようにDXは不動産業に限らず、どの業界でも重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ at PORT BtoB アットポート マッチング ランディット 予約 株式会社 資金調達 駐車場
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社と株式会社の違いサムネイル
合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代のERPの提供を目指す「パトスロゴス」が9.5億円調達
2022年3月9日、株式会社パトスロゴスは、総額9億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 コアERPのSaaS提供の実現を目指しています。 柔軟性のあるERP SaaSの提供により、…
プラントベースフードブランド「2foods」などウェルビーイング事業展開の「TWO」が資金調達
2022年1月21日、株式会社TWOは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、カゴメ株式会社です。 カゴメと共同で商品開発を行うプラントベースフードブランド「2foods(トゥーフーズ)」…
eラーニングシステム「learningBOX」提供の「龍野情報システム」が8.800万円調達
2022年1月26日、株式会社龍野情報システムは、総額8,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。 eラーニングシステム「learningBOX」を提供しています。 eラーニングの構築・実施…
「10X」が3億円を調達 簡単にネット・スーパーを立ち上げられる「Stailer」をリリース
2020年5月27日、株式会社10Xは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、新事業として、小売・流通事業者向けに開発不要でネット・スーパーを立ち上げられるサービス「Stailer…
海外企業との取引を簡単にするグローバルマルチ決済プラットフォームを提供する「RemitAid」が5500万円調達
2024年11月8日、株式会社RemitAidは、総額5500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プレシリーズAラウンドでの資金調達は総額2億円となります。 RemitAidは、海外企業との…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集