注目のスタートアップ

ホテルの空き部屋を活用した旅行の行き先がランダムに決まる宿泊予約サイト運営の「Xtraveler」が資金調達

company

2021年6月30日、学校法人武蔵野大学は、株式会社Xtravelerが資金調達を実施したことを発表しました。

Xtravelerは、武蔵野大学において2021年4月に新たに開設されたアントレプナーシップ学部1年生の関根康太氏が代表取締役、データサイエンス学部1年生の山野一樹氏が最高技術責任者を務めるスタートアップです。

シリコンバレーで社会課題解決のビジネスモデルに取り組む半年間の人材育成プログラム「Hitachifrogs」に参加し、プログラム期間中に創業しました。

2021年6月現在、ホテルの空き部屋を有効活用するため、ガチャガチャによって(ランダムで)旅行の行き先が決まる予約サイトを開発しています。

ホテル・旅館の空室対策と、おもしろい旅の提供を両立させることを目指しています。

観光庁の「令和2年版観光白書」によると、2019年の客室稼働率は全体で62.1%となっており、約4割が空室であることが明らかになっています。

また、東京都と大阪府の客室稼働率はそれぞれ79.7%と79.5%と高い水準であり、地方の宿泊施設ほど客室稼働率が悪く、地方への旅行と宿泊体験の充実が課題となっていることがわかります。

地方観光の課題には様々なものがあり、たとえば観光地が駅・空港から遠く2次交通を必要とするが2次交通が不便であることや、地方の情報発信力の弱さ、受け入れ体制の整備の遅れなどが挙げられます。

地方観光の課題は複合的であるため、Xtravelerなどがどのように解決を目指すのか注目が必要です。

大きな課題を解決するビジネスは、ビジネスとして成立させるためにハードルがあることも少なくなく、継続的な資金を必要とします。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Hitachifrogs Xtraveler サイト ホテル 予約 宿泊 旅行 株式会社 武蔵野大学 活用 空室 観光 資金調達 部屋
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

投資家と資産運用アドバイザーのマッチングサービスを開発・提供する「アドバイザーナビ」が1.4億円調達 「M&Aベストパートナーズ」と資本業務提携
2022年6月23日、アドバイザーナビ株式会社は、総額約1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社M&Aベストパートナーズと資本業務提携契約を締結したことも併せて発表し…
飲食店のキッチン稼働率を最大化する「CLOUD FRANCHISE」が資金調達
2020年2月26日、株式会社CLOUD FRANCHISEは、資金調達を実施したことを発表しました。 販売データを用い、全国の飲食店に適したフード・デリバリー・ブランドを導入し、飲食店が保有するキッ…
電子チケット販売サービス「TIGET」などを展開する「grabss」が3億円調達
2023年4月18日、株式会社grabssは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 grabssは、電子チケット販売サービス「TIGET(チゲット)」や、インターネット無料通話サービス…
感情・精神状態を可視化するビデオ接客ツール「Remotewell」提供の「リモートウェル」が2.4億円調達
2022年6月23日、リモートウェル株式会社は、総額約2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リモートウェルは、ビデオ接客ツール「Remotewell(リモートウェル)」を開発・運…
無人ストア事業展開の「600」 冷凍食品対応マンション向け無人ストア「Store600 FROZEN」を2022年に本格展開開始
2021年12月22日、600株式会社は、「Store600 FROZEN(ストア600 フローズン)」を2022年に提供開始することを発表しました。 600は、オフィス向けミニ無人コンビニ「600」…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集