注目のスタートアップ

肩こり・腰痛対策アプリ開発の「バックテック」が2億円調達

2019年3月20日、株式会社バックテックは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

企業の生産性向上を目的とした肩こり・腰痛対策アプリ「ポケットセラピスト」を展開しています。

医学的エビデンスをもとに、労働生産性の可視化から、肩こり・腰痛対策までを一気通貫でサポートする、法人向けの健康経営ソリューションです。

株式会社バックテック 代表取締役社長 福谷 直人氏のコメント

今回のニュースについて、株式会社バックテック 代表取締役社長 福谷 直人氏からコメントが届きました!

ー起業の経緯について教えてください。

福谷:私は大学卒業後、理学療法士として介護老人施設で働きながら、修士課程の大学院に通っていました。
社会人1年目で担当できた患者さんの数は120名ほどでしたが、「この人の人生をリハビリを通して豊かにして、家族を含めた周りの人たちを笑顔にできた」と実感できたのは、ほんの数例。自分が笑顔にできる人の数の上限が見えてしまい、モチベーションが上がらない人生だと感じました。
そこで、「新しい評価方法やリハビリの手法を見つけて、理学療法士たちが患者さんに還元してくれたら、自分が起点になって、この世界により多くの笑顔を生み出すことができるのではないだろうか」と思ったのが、最初のきっかけです。

ですが、研究を始めて論文を書いていても「今、自分が書いている論文は、本当に患者さんを笑顔にできているのだろうか?」という疑問を拭うことができませんでした。
「それだったら、これまでに培ったノウハウや知見をスピード感をもって多くの方々に直接伝えたい!」と思い、起業する道を選びました。

ー今回の資金調達の目的はなんでしょうか?

福谷:インサイドセールス/フィールドセールス、エンジニア、カスタマーサクセスの人材基盤の強化と営業促進になります。

ー今回の資金調達について、反響はありましたか?

福谷:多くの反響をいただいております。導入問い合わせやメディア取材が主です。

ー今後の展開について、教えてください。

福谷:今回調達した資金を活用して、エンジニアやセールスなど人材採用を加速させるほかマーケティング面も強化していく計画でして、来期は上場企業50社と中小企業200社への導入を目標としています。

腰痛や肩こりで悩む人の多くは、自分にとっての最適解にたどり着くのに膨大な時間がかかっています。それに対して最速で最適なソリューションを提供できる『体の痛みのプラットフォーム』を目指していきます。

また、オフラインとの連携も少しずつ進めていまして、ジムや整骨院などに「ポケットセラピスト」のユーザーが行くと割引を受けられたり、オンライン上に蓄積したデータに基づいたオーダーメイドのメニューを選べたり、といった形でユーザーにより良い選択肢を届けられるようにしたい、と考えています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 人材採用 健康事業 医療 生産性
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

従業員の健康管理サービス「Carely」を運営するiCAREが1.5億円調達
平成30年1月29日、株式会社iCAREは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 従業員の健康管理サービス「Carely」を運営しています。 勤怠データや、健康診断の結果、ス…
病院向けおもてなしアプリ「MyHospital」の開発元が資金調達!
平成29年11月24日、株式会社プラスメディは、資金調達を実施したと発表しました。 病院向けおもてなしアプリ「MyHospital」のサービスの立ち上げに向けた資金調達です。 「MyHospital」…
ホームページ作成サービスの「ペライチ」が資金調達
株式会社ペライチは、資金調達を実施したことを発表しました。 誰でも・カンタンに・素早くホームページを作成できるサービス「ペライチ」を開発・運営しています。 今回の資金は、さらなる事業拡大や、より幅広い…
症状から疾患情報や近隣の医療機関を検索できる「ユビー」などを手がける「Ubie」が資金調達
2025年3月6日、Ubie株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本郵政キャピタル株式会社です。 Ubieは、症状検索エンジン「ユビー」や、医療機関向け業務効率化サービス「ユ…
医療相談アプリ「LEBER」運営の「リーバー」が資金調達
2022年2月10日、株式会社リーバーは、資金調達を実施したことを発表しました。 医療相談アプリ「LEBER(リーバー)」を運営しています。 24時間365日スマートフォンから医師に相談できるサービス…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集