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2025年3月18日カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」を運営する「Carbon EX」が3億円調達

2025年3月13日、Carbon EX株式会社は、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、既存株主のアスエネ株式会社とSBIホールディングス株式会社です。
これに伴い、アスエネの出資比率を51%に引き上げ、Carbon EXはアスエネの連結子会社となりました。
Carbon EXは、カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」を運営しています。
今回調達した資金は、「Carbon EX」の機能拡大や、新規事業開発、採用活動の強化に活用します。
世界的な気候変動は、人間の生活や経済活動に深刻な影響を及ぼしています。干ばつの増加、大規模災害の頻発、海面上昇による土地の減少、生物多様性の損失など、さまざまなリスクが顕在化しています。
気候変動の主な要因は二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出であるとされているため、気候変動対策として世界的に温室効果ガスの排出削減が進められています。
こうした流れのなかで、日本は「2050年カーボンニュートラル」の目標を掲げ、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指しています。
この目標は、排出そのものをなくすのは現実的ではないため、排出量と吸収量を均衡させ、最終的な差し引きをゼロにするという考え方です。
具体的な取り組みとして、森林保全などの環境保全活動への寄付や支援が挙げられます。また、こうした環境保全活動などへの資金循環を促すため、「カーボンクレジット」という仕組みが構築されています。この仕組みは、削減や吸収の成果をクレジットとして発行・取引することで、環境対策を推進したい企業・団体の資金提供を促しています。
環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。カーボンニュートラルに関する取り組みは投資家に対するアピールにもなります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。
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関連タグ | BtoB Carbon EX SBIホールディングス アスエネ カーボンクレジット カーボンニュートラル クレジット ネットゼロ 二酸化炭素 取引 吸収 排出量 株式会社 森林保全 気候変動 温室効果ガス 環境保全 環境対策 資金調達 |
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