創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年10月28日【情報処理推進機構(IPA)】情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況 ウイルス検出の偽警告に関する相談が最多に

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、2024年第3四半期(7月~9月)における情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況について発表しました。
相談件数の多い手口の順に「ウイルス検出の偽警告」835件(構成比29.8%)がもっとも多く、続いて「不正ログイン」113件(構成比4.0%)、「暗号資産(仮想通貨)で金銭を要求する迷惑メール」37件(構成比1.3%)、「宅配便業者・通信事業者・公的機関をかたる偽SMS」13件(構成比0.5%)、「ワンクリック請求」9件(構成比0.3%)です。
前四半期(2024年4月~6月)と比較し、「ウイルス検出の偽警告」の件数が大きく減少しているほか、他の手口も減少傾向となっています。
情報セキュリティ安心相談窓口は、IPAが開設している、一般的な情報セキュリティ(主にウイルスや不正アクセス)に関する技術的な相談に対してアドバイスを提供する窓口です。
個人・企業・組織からの相談を受け付けています。
この相談窓口で受けた相談をもとに、レポートとして公開しています。
もっとも多かった「ウイルス検出の偽警告」は、ウイルスを検出したという偽警告で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約に誘導するという手口です。
Webサイトに掲載される広告枠から誘導したり、広告枠を悪用してポップアップを表示させたりする手口は、悪質なWebサイトだけでなく、国内の大手新聞社のWebサイトなどでも事例が確認されています。
このような怪しい手口に遭遇した場合は、まずIPAの相談窓口で相談するとよいでしょう。
適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。
また、強固なセキュリティ体制を構築するには資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウについて詳しく開設しています。
| カテゴリ | トレンド | 
|---|---|
| 関連タグ | IPA ウイルス セキュリティ 処理 情報 情報セキュリティ 情報セキュリティ安心相談窓口 情報処理推進機構 独立行政法人 相談窓口 | 
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年8月9日、ストックマーク株式会社は、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ストックマークは、ナレッジシェア推進サービス「Anews」と、世界中のビジネスニュースをもとにAIが…
独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「小規模事業者持続化補助金」において新たに「災害支援枠」を設け、その公募を開始したことを発表しました。 「小規模事業者持続化補助金」は、中小企業・小規模事業者の働き…
2021年3月25日、株式会社ビヘイビアは、総額約3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 整理不要の情報共有ツール「Nerve」を提供しています。 Wiki形式の情報共有ツールで、手軽…
2022年1月6日、株式会社Scrumyは、総額約4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 情報ライフサイクル管理SaaS「Scrumy」を提供しています。 ガバナンスと情報セキュリティ…
2025年4月7日、株式会社Fact Baseは、総額14億5000万円の資金調達を発表しました。 Fact Baseは、製造業向け図面管理システム「ズメーン」を提供しています。 図面とあらゆるデータ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
                        