注目のスタートアップ

上場企業の取締役会をDXするツール「michibiku」を提供する「ミチビク」が3.5億円調達

company

2024年2月14日、ミチビク株式会社は、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ミチビクは、上場企業の取締役会の運営効率化と見える化を同時に実現するツール「michibiku(ミチビク)」を開発・提供しています。

招集通知・議事録・電子署名・保管をワンストップでデジタル化します。

さらに会議の内容を定量的に見える化することで、会議の改善をサポートします。

今回の資金は、サポート体制の強化、導入加速を目的としたマーケティング・セールスの強化に充当します。


経済産業省は、2025年までに日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に成功しなければ、最大で年間12兆円の経済損失が発生する可能性があると警告しています。これがいわゆる「2025年の崖」です。

2021年10月11日に公表された一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会の「大手企業におけるDX推進」の実態調査によれば、大手企業の8割以上がDXに取り組んでいることが明らかになっています。

一方で、DXに着手している企業の中でも、取締役会のデジタル化や業務効率化に焦点を当てた企業は多くはありません。

これは、取締役会のデジタル化や業務効率化が直接的に業績に影響しないことや、企業全体の中での優先順位が低いことによるものです。

しかし、2015年に策定されたコーポレートガバナンスコード以降、コーポレートガバナンスへの関心が高まり、取締役会の役割がますます重要視されています。

そして、日本の取締役会は、事務的な報告や承認決議が多く、中長期的な視点から企業価値の最大化に向けた議論を行うことが難しいという課題を抱えています。したがって、取締役会の効率化・見える化や、価値のある議論ができる場を整える取り組みが重要であるといえます。

ミチビクは、取締役会DXツール「michibiku」の提供を通じ、取締役会の業務効率化を通じて時間を創出し、価値ある議論が可能な環境を整える支援を行っています。

事業の成長には資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、創業期の資金調達について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB DX michibiku コーポレートガバナンス ツール プラットフォーム ペーパーレス化 ミチビク 効率化 取締役会 可視化 支援 株式会社 業務効率化 資金調達 運営
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

商用EV車両の製造・販売を行う「EVモーターズ・ジャパン」が3億円調達
2022年4月12日、株式会社EVモーターズ・ジャパンは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、西日本鉄道株式会社、第一交通産業株式会社などです。 EVモーターズ・ジャパンは、…
循環型畜産ベンチャーの「GOODGOOD」に「オイシックス・ラ・大地」の投資子会社が出資
2023年6月30日、オイシックス・ラ・大地株式会社は、自社投資子会社Future Food Fund株式会社が運営するフードイノベーション領域に特化したCVCファンド「Future Food Fun…
ゲームパブリッシャーの「イザナギゲームズ」が4.3億円調達 中国の「ビリビリグループ」と業務提携
2022年2月8日、株式会社イザナギゲームズは、総額4億2,980万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、中国のHODE HK Limited(ビリビリグループ)と業務提携契約を締結したこ…
融資・債権回収業務の基盤サービスを提供する「クレジットエンジン・グループ」が11.7億円調達
2024年1月17日、クレジットエンジン・グループ株式会社は、総額11億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クレジットエンジン・グループは、オンライン融資システム「CE Loan」…
波力発電の実現に取り組む「音力発電」が1.25億円調達
2021年9月17日、株式会社音力発電は、総額1億2,580万円の資金調達を実施したことを発表しました。 海の波を利用して発電する仕組みである波力発電の実現に取り組んでいます。 海上への設置が簡単で耐…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集