注目のスタートアップ

VTuber事務所を運営する「usabit.」が資金調達

company

2023年7月19日、株式会社usabit.は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、POLAR SHORTCUT 1号ファンドです。

usabit.は、2023年4月19日に函館市で設立された企業です。

VTuber事務所「usabit.(ウサビット)」の運営、コンテンツ制作、イベントの企画・運営などを手がけています。


VTuberとは、イラストや3DCGのアバターを利用し、ライブ配信や動画投稿などを行う活動者のことです。

VTuberの創始者といわれているのが、2016年12月に活動を開始したキズナアイです。その後、VTuberという概念が活動者・ユーザーともに広がっていき、新たなサブカルチャーのジャンルのひとつとして根づいていきました。

VTuberをタレントとしてプロデュースする事業者も登場し、2022年6月7日に「にじさんじ」を運営するANYCOLOR株式会社が、2023年3月27日に「ホロライブプロダクション」を運営するカバー株式会社が上場を果たしており、VTuber業界は高い注目を集めています。

今後は、5Gの普及やVRデバイスの普及が見込まれていますが、VRなどのxR技術とVTuberなどのバーチャルキャラクターは相性が良く、さらなる発展が予測されています。

「usabit.」は、VTuberであるうさぎガンマン氏が立ち上げたVTuber事務所です。サポート型の事務所として、活動や収益のノルマなし、タレントが権利・知財を保有したまま移籍可能、ファンからタレントに100%還元される仕組みなどを特徴としています。

株式会社usabit.のコメント

このニュースを受けまして、株式会社usabit. 代表取締役 若山大斗氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

弊社は今年度4月に登記、事務所運営としては5月よりプロトタイプとして運用をさせていただいておりましたが、

(1)本格的な運営に伴った必要資金の確保
(2)所属タレントさん・クリエイターさんのサポートの充実

の2点を主たる目的とし、資金調達を実施させていただきました。

(1)本格的な運営に伴った必要資金の確保について
上記したようにプロトタイプとして運営をしておりましたが、

・初動としての運用目的の達成達成
・事業範囲の拡大(所属してくださる配信者様の拡充)、サービスの充実

を理由とし、本格的な運営を始めさせていただくことになりましたため、その必要資金の確保を目的としております。

(2)所属タレントさん・クリエイターさんのサポートの充実
株式会社usabit.は、「みんなにやさしく」をモットーに事業をさせていただいています。

ただし、僕や弊社が世の中に提供できることはまだ多くありません。

まずは、手の届く範囲から、そういった思いを込めて所属タレントさん・クリエイターさんのサポートの充実を目的とさせていただいております。

・今後の展望を教えてください。

まずは目の前の課題を解決していきたいと思っています。

「VTuber」事務所として立ち上げてはいますが、usabit.はVTuberに限らず、あらゆるクリエイターにファーストで、世の中の「ちょっと困ったな」や「やさしくないな」って部分を少しでも減らしていけるよう、今後はサービスを拡大していく予定です。

リリース前のため詳細は省かせていただきますが、早い段階で複数ローンチさせていただこうと思っています。

是非ご期待ください!

・読者へのメッセージをお願いします。

株式会社usabit.は本年4月に発足したばかりの「ひよっこ事務所」です。

まだまだ、できることも多くなく至らぬ点多々ありますが、もしも弊社の「みんなにやさしく」に共感していただけましたら、あなたの近くにいる誰かに、少しだけやさしくしてあげてください。

そうやって少しずつ、「みんなにやさしい」世界になったらいいなと、願っております。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ usabit. VTuber ウサビット エンターテインメント ライブ配信 事務所 動画 株式会社 資金調達 配信
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

Jamstackを使ったWebサイト制作・システム開発事業を展開する「ちょっと」が5,000万円調達
2022年12月16日、ちょっと株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ちょっとは、Webサイト制作・システム開発の受託事業を展開しています。 2021年夏頃から、フロ…
中古車事業者向けオークション会場展開の「ユー・エス・エス」が「Global Mobility Service」と資本業務提携
2022年5月26日、株式会社ユー・エス・エスは、 Global Mobility Service株式会社と、資本業務提携を行うことについて決議したことを発表しました。 ユー・エス・エス(USS)は、…
データサイエンス事業を展開する「エスタイル」が「日鉄ソリューションズ」と資本業務提携
2022年9月6日、株式会社エスタイルは、日鉄ソリューションズ株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 エスタイルは、データをさまざまな手法で解析し、企業の課題解決のため提案から実装…
マイナンバーカードで公的個人認証ができるスマホアプリ「IAM<アイアム>」がリリース
2022年8月9日、シフトプラス株式会社は、「IAM」をリリースしたことを発表しました。 「IAM」は、NTTコミュニケーションズ株式会社と共同開発した、マイナンバーカードを使用した本人確認や電子署名…
「ロート製薬」と健康的な弁当を店舗・ECで販売する「おいしいプラス」が資本業務提携
2023年5月18日、ロート製薬株式会社は、株式会社おいしいプラスと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 おいしいプラスは、「ミシュランガイド東京」において、7年連続三ツ星を獲得した江﨑新…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集