経営支援引継ぎを支援するWebメディアプラットフォーム「ツグナラ」運営の「サクシード」が「埼玉縣信用金庫」と業務提携

tips

2022年6月17日、株式会社サクシードは、埼玉縣信用金庫と、業務提携契約を締結したことを発表しました。

サクシードは、地域特化型M&Aや経営支援引継ぎを支援するWebメディアプラットフォーム「ツグナラ」の運営や、M&Aアドバイザリー事業、事業承継支援事業、人材育成支援事業、デジタル支援事業などを展開しています。

今回の提携により、双方のノウハウを有効活用し、M&Aなどを通じた事業承継等を促進し、その他の課題解決支援を含めて支援体制を強化し、地域経済活性化に貢献していきます。

国内の企業の99%は中小企業が占めています。

そしてその中小企業の半数以上が60歳以上の経営者によって経営されています。

経営者の高齢化が進むにつれ、年齢を理由とした経営者の引退が増加していくと予測されます。そのためこれまで培ってきた知見や経営資源を次世代の経営者に引き継ぐことが重要です。

一方で、中小企業庁が発表している「2021年版 中小企業白書」によると、60代経営者の後継者不在率は48.2%、70代経営者は38.6%、80代以上は31.8%となっており、経営者年齢の高い企業においても後継者がいない企業が一定数存在していることがわかります。

この後継者問題は大きな課題として広く認識されており、近年政府・自治体・企業による取り組みが推進され、後継者不在率は2017年をピークに減少傾向となってきています。

ところで、以前まで中小企業の事業承継といえば、現経営者の親族に引き継ぐことが一般的でした。親族内承継は、社内外の納得を得やすいことや時期経営者への教育の期間があることがメリットです。一方で、少子化によってそもそも継げる親族が少なっている、すでに仕事を得ており事業を継げないといった理由により、親族内承継が難しくなっています。

そこで別の事業承継として第三者への引き継ぎが考えられます。そして、第三者への事業承継では、M&Aという手法が活用されています。

M&Aでは第三者に株式を売却し、会社・事業をまるごと引き継いでもらうという形で事業継承を行います。M&Aによる事業承継は、事業内容が変わらないこと・従業員を解雇しなくてすむこと・売却益が得られることがメリットです。

もちろんまったくの第三者に引き継ぐことになるため、会社内の納得を得られるかは説明次第となります。そのため、引き継ぎを希望する人材を一定期間社内で受け入れ、企業内風土や事業内容などを教示したりします。

事業承継に最適な第三者を見つけるには自分だけの力では難しいため、専門の機関に協力を仰いだり、専用のプラットフォームを活用することで、事業承継を成功に導くことが重要です。

事業継承は、起業のひとつの方法として注目されています。しかし事業継承はゼロからの起業とはまた違ったノウハウが必要となります。創業手帳は、無料で創業コンサルティングを行っています。また、起業家や専門家の生の声を基に記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ M&A Web ツグナラ プラットフォーム メディア 事業承継 信用金庫 地域 地域活性化 地方企業 地方創生 埼玉縣信用金庫 支援 株式会社 業務提携 経営
事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

採用管理サービスを提供する「ZooKeep」が1.11億円調達
2023年2月16日、ZooKeep株式会社は、総額1億1,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ZooKeepは、採用管理システム(ATS)を提供しています。 応募者の一元管理、応募者…
風力発電機メンテナンスロボットを開発する「LEBO ROBOTICS」が3億円調達
2023年2月15日、LEBO ROBOTICS株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 LEBO ROBOTICSは、風力発電機メンテナンスロボットの開発と、ロボットを活用した…
Web3事業をマーケティングの観点から支援する「Pacific Meta」が1.5億円調達
2022年11月16日、株式会社Pacific Metaは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Pacific Metaは、Web3事業をマーケティングの観点から支援してい…
心不全向けの新しい再生医療等製品の研究開発を行う「メトセラ」が資金調達
2022年4月4日、株式会社メトセラは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社と東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社です。 また、小児先天性心疾患に対…
農業畜産分野のゲノム編集研究開発受託サービスを提供する「セツロテック」が「住友商事」と資本業務提携
2022年11月25日、株式会社セツロテックは、住友商事株式会社と、第三者割当増資を含む資本業務提携契約の締結に合意したことを発表しました。 セツロテックは、ゲノム編集技術により農業畜産分野での新品種…

大久保の視点

ニコニコ超会議・学生ピッチ甲子園ビジネス部門優勝&1000万円獲得はウェルヘルス土井久生馬さん
2024年4月27日(土)~2024年4月28日(日)に幕張メッセでニコニコ超会議実行委員会で『ニコニコ超会議2024』が開催された。 『ニコニコ超会議20…
(2024/4/28)
「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】