注目のスタートアップ

腸内細菌の研究と栄養補助食品などを展開する「AuB」が3億円調達

company

2022年6月1日、AuB株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

元サッカー選手の鈴木啓太氏が社長を務め、アスリート特有の腸内細菌データの研究を行うスタートアップです。

4年間かけアスリートの腸内環境が理想的な姿であることを発見し、2022年6月現在、独自の菌素材を活用した栄養補助食品や食品のD2Cフードテック事業を展開しています。

また、アプリ・デバイスを用いたヘルスケアサポートや、スポーツ・ヘルスケア・教育を結びつける事業展開も構想しています。

今回の資金は、腸内フローラをケアする栄養補助食品やヘルスケア製品などの製品開発や、事業拡大のための人材採用などに充当します。

人間の腸内には多種多様な細菌が生息しています。これを腸内フローラと呼びます。

腸内フローラは、消化できない食べ物を良い栄養に変える、腸内のバリア機能を向上させる、腸内フローラのバランスを保って健康を維持する、という3つの役割を担っています。

腸内細菌は人間の体質だけでなく、性格にすら影響を与えているという研究結果が報告されており、腸内細菌は主にヘルスケアの分野で大きな注目を集めています。

また研究により、トップアスリートの腸内フローラは、通常の人にはない特定の細菌群が多く分布しており、良い環境であることがわかっています。

これは、アスリートが運動・食事・睡眠など日々の生活を管理していることが理由だと考えられています。

腸内フローラは加齢によってもバランスが変化していきますし、食生活によっても変化していきます。

そして腸内環境を良いバランスで保ち健康であるためには、バランスのよい食事をすること、運動をすることが重要であるといわれています。

D2Cビジネスは、顧客の声を直接聞くことができ、即座にプロダクトに反映できることが大きな魅力です。また、SNSなどインターネットを使ったマーケティングとも相性が良いといわれています。「冊子版創業手帳」では、創業期でも実施できるネットを活用したマーケティングのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AuB D2C アスリート オーブ スポーツ スポーツ選手 フードテック 栄養補助食品 株式会社 研究 腸内フローラ 腸内細菌 資金調達 鈴木啓太 食品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オンラインマーケットプレイスプラットフォーム展開の「Mirakl」が「Japan Cloud」と提携し日本法人を設立
2022年5月25日、Mirakl(本社:フランス)は、ジャパン・クラウド・コンピューティング株式会社と戦略的提携を結んだことを発表しました。 これにより、新たな合併会社、Mirakl株式会社を設立し…
化学薬品不使用・短時間の加水分解技術を保有する「日本ハイドロパウテック」が3.1億円調達
2022年4月1日、日本ハイドロパウテック株式会社は、総額3億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、フェアトレードカカオなどを取り扱う商社である株式会社立花商店などです。 …
独自の免疫測定技術を活用した免疫センサー・デバイス開発の「イムノセンス」に「大阪大学ベンチャーキャピタル」が追加投資
2021年3月30日、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社イムノセンスに対し、1億円の投資を実行したことを発表しました。 イムノセンスは、大阪大学産業科学研究所・民谷特任教授が開発したGL…
中⼩型IT事業のM&Aとロールアップを⾏う「FUNDiT」が9.6億円調達
M&A(企業の合併と買収)は、多様な経営戦略の一環として活用される手法です。 日本では、バブル崩壊後に海外企業による日本企業の買収が相次ぎ、当初は「身売り」といった否定的なイメージを伴うこともありまし…
テレプレゼンスシステム「窓」を手がける「MUSVI」が資金調達
2024年5月23日、MUSVI株式会社は、日本政策金融公庫より資本性劣後ローンによる資金調達を実施したことを発表しました。 MUSVIは、テレプレゼンスシステム「窓」を開発・提供しています。 映像・…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集