注目のスタートアップ

カンボジアBOPファイナンス事業や小型家電リサイクル事業など展開の「リネットジャパングループ」が1億円調達

company

2020年7月28日、リネットジャパングループ株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

これは、百五銀行が取り扱う「百五SDGs私募債(企業応援型)」によるものです。

リネットジャパングループは以下の事業を展開しています。

「カンボジアを中心とした海外事業」
・マイクロファイナンス
・マイクロ保険
・自動車販売・リース
・技能実習生の育成(カンボジア・インドネシア・ミャンマー)と日本への送出し

「小型家電リサイクル事業」
・「環境省・経済産業省の認定事業者」としてパソコン・小型家電回収
・知的障がい者の雇用創出

「リユース事業」
・トヨタ生産方式を活用した、日本最大級インターネット中古書店
・「本、ゲームソフト、ホビー・フィギュア、ブランド品」の買取・販売

マイクロファイナンスとは、新興国・途上国の貧困層・低所得者を対象に、貧困を脱出するために行うビジネスに対して実行する小規模金融のことです。

貧困層への小規模融資の普及を行っていたグラミン銀行と創始者であるムハマド・ユヌス氏は功績が認められ、2006年にノーベル平和賞を受賞し、これを機にマイクロファイナンス事業を展開する機関がいくつも設立され、世界的に普及しています。

実際に貧困層の事業拡大による貧困の緩和や、女性の新規事業立ち上げなどに成功事例が報告されていることから、マイクロファイナンスは貧困の改善に効果があるとみられています。

SDGs(持続可能な開発目標)は人類として長期的に取り組んでいかなくてはならないことですが、これはビジネスチャンスでもあります。もちろん社会課題を解決しなくてはならないのでハードルは高いのですが、その分資金の援助が受けやすいという面もあります。「冊子版創業手帳」では、様々な起業家のインタビューを掲載しています。先人の思考を知ることは、新たなビジネスの創造・成長にとって役に立つでしょう。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ SDGs カンボジア ネットオフ マイクロ・ファイナンス リサイクル リネット リネットジャパングループ リユース 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代太陽電池を開発する「エネコートテクノロジーズ」が資金調達
2022年5月23日、株式会社エネコートテクノロジーズは、資金調達を実施したことを発表しました。 エネコートテクノロジーズは、次世代太陽電池であるペロブスカイト太陽電池の開発を行う、京都大学発スタート…
乳房用画像診断装置を開発する「Lily MedTech」が9.3億円調達
株式会社Lily MedTechは、総額約9億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リング型の超音波を用いた革新的乳房用画像診断装置を開発しています。 現在、乳がん検査には、X線マン…
腸内細菌叢バンクの構築・腸内細菌叢移植(FMT)の社会実装・マイクロバイオーム創薬を推進する「メタジェンセラピューティクス」が6億円調達
2023年6月15日、メタジェンセラピューティクス株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、直近では2023年4月5日に総額11億円の調達を発表しており、シリーズA総額で1…
電動キックボード・電動自転車のシェアリングサービスを展開する「Luup」が「サンケイビル」から資金調達
2022年5月20日、株式会社Luupは、株式会社サンケイビルから資金調達を実施したことを発表しました。 Luupは、電動キックボードや小型電動アシスト自転車などの電動マイクロモビリティのシェアリング…
精神疾患向け治療用アプリを開発する「emol」が資金調達
2023年1月25日、emol株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 emolは、AIとの会話と感情記録によりメンタルセルフケアを実施するアプリ「emol(エモル)」、法人向けデジタルセル…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集