いまさら聞けない!トリプルメディア、3つの違いと活用の仕方まとめ
ペイドメディア/オウンドメディア/アーンドメディアの違い、わかりますか?
(2016/11/29更新)
普段何気なく利用している「メディア」。実は、「ペイドメディア」「オウンドメディア」「アーンドメディア」という3つの大きなくくりで見ることができます。それぞれによって、目的やかかる費用が変わってきます。今回はトリプルメディアの違いについて解説します。
この記事の目次
トリプルメディアその1:ペイドメディア
- ペイドメディアの目的!
-
- アプローチできていない顧客への短期的アプローチ
- まずは関心を持ってもらう
ペイド・メディア(Paid Media)とは、
- テレビコマーシャル
- 新聞の広告欄
- 雑誌の広告欄
- ラジオCM
- バナー広告
- リスティング広告
- SNS広告
などお金を払って広告を載せられる媒体全般を指します。ペイドメディアの中でも、マスメディア(新聞・雑誌・テレビ・ラジオ等)とWEB広告(バナー・リスティング・SNS広告)の2つに分けて考えると分かりやすいです。
ペイドメディアの種別1:WEB広告
ペイドメディアの目的は、「まず関心を持ってもらうこと」です。特にWEB広告だと、アプローチできていない層にセグメントして集中的に広告を出せるのが魅力です。
例えばFacebook広告だと、ペルソナ像(顧客ターゲット像)に合わせて、
- 住んでいる地域
- 興味関心
- 性別
- 年齢
などを設定できます。もちろん併せて予算も設定できるので、コストに合わせた適切な広告を打つことができます。
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ペイドメディアの種別2:マスメディア
一方マスメディアへの広告出稿だと、多少ターゲティングとセグメンテーションが難しいというデメリットがあります。考えてみればわかりますが、テレビCMや新聞の広告欄を「誰が見るのか」ということについて、広告を出す方が決められるはずがありません。
また、マスメディアへの広告出稿はWEB広告に比べて費用が膨大にかかるケースが多いこともデメリットです。そのため、ある程度資金を持った会社が、世間的な幅広い認知を促す際に使用されます。
トリプルメディアその2:オウンドメディア
- オウンドメディアの目的!
-
- 潜在顧客への長期的アプローチ(見込み顧客の獲得)
- 製品や会社、ブランドへの理解を促す
オウンドメディア(Owned Media)とは、
- 自社ホームページ(コーポレートサイト)
- ネットショップ(EC)
- 自社ブログ
- メールマガジン
など、自社が運営しているメディアのことを言います。多くは自社のWEBサイトを指します。
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有名オウンドメディア「LIG」の例
オウンドメディアは、先程ご紹介したペイドメディアとは性質が異なり、長期的な集客を得意としています。有名なオウンドメディア運営している「株式会社LIG」の例をご紹介します。LIGはWEB制作会社ですが、社員によるブログ記事が大人気を博しており、会社のブランディングや認知に繋がることはもちろん、記事広告の引き合い、WEB制作案件受注の間口をオウンドメディアによって広げています。
オウンドメディアは植物の栽培と同じ
オウンドメディアは植物を育てていくようなイメージです。インターネットという広い土壌に、コンテンツという種を地道に撒いていきます。育つものもあれば、枯れるものもある。しかし、一生懸命育てた種は、やがて花を咲かせて、自社のターゲットとなる見込み顧客を獲得してくれます。
種を撒くのも、水をあげるのも、土を耕すのも、地道で時間がかかり、成果も短期的には現れません。そのため会社の中でも重要視されないことが多いですが、長期的にみればかなり重要なパートを占めることになります。今の世の中、オウンドメディアを投資だと思って本気で取り組まないと、他社に先を越されることは間違いないでしょう。
トリプルメディアその3:アーンドメディア(ソーシャルメディア)
- アーンドメディアの目的!
-
- 製品やサービス、自社に対しての共感を得る
- 顧客とのコミュニケーションの場にする
アーンドメディアとは、
- 口コミサイト
など、ソーシャルメディアとも言いかえることができる。これまで紹介してきたペイドメディア・オウンドメディアとは異なり、顧客との距離が近く、コニュニケーションが取りやすいことが特徴として挙げられる。
コストとリソースは最小限で済む
また、やり方によっては、創業期のスタートアップでも、少ない予算もしくはお金をかけずに、ブランドの認知やサービスの認知ができる。
ペイドメディアだと広告費用がかかったり、オウンドメディアだとコンテンツ作成の時間がかかったりと、障壁が多い。その点アーンドメディアは、SNSアカウントの登録も簡単で、SNSの拡散性をうまく利用した面白い投稿やためになる投稿をすれば、たちまち拡散される可能性もある。
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まとめ|トリプルメディアを使い分けよう
いかがでしたでしょうか。自社のリソースや目的によって、トリプルメディアを使い分けてくださいね。
(執筆:創業手帳編集部)
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