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2022年1月18日株式会社Urth 田中大貴|メタバースサービスの事業展開が注目の企業
メタバースサービスの事業展開で注目なのが、田中大貴さんが2020年に創業した株式会社Urthです。
メタバースとは、インターネット上に仮想空間を作り出し、その中に自分の化身(アバター)を行動させられる仕組みのことです。
化身を通じてほかのユーザーとコミュニケーションを楽しんだり、リアル世界では味わえないような特異体験ができるのも特徴です。
現在、メタバースを取り巻く市場は大きく膨れ上がっており、今から6年後の2028年には約1兆ドル(約114兆円)規模にまで成長するともいわれています。(Emergen Researchレポートより)
奇しくもコロナ禍が追い風となり、日本においても大手企業がメタバース投資に乗り出すといったニュースも散見されるようになりました。
いまやリアル世界でのやり取りをそのままバーチャル世界でも再現できるようになりましたし、むしろ現実世界以上の体験さえバーチャル空間では可能になっています。
EC事業が普及し、仮想通貨の利用も一般的になりつつある中、メタバース空間を通じた新しいビジネスやエンターテインメントや日常生活が当たり前になる未来も、すぐそこまで来ています。
そんなメタバース・VR空間をより最適化し、リアルとバーチャルの壁を極限まで取り除こうとしている取り組みに、今注目が集まっています。
株式会社UrthのVRサービスの特徴は、
現役の大学院生たちによるプロダクトであること、プロの建築士が手掛けたVR空間を通じて、互いのコミュニケーションを最大化させる工夫が施されている点です。
またその開発技術を活かして、バーチャル世界にとどまらず、今後は現実世界の中にも柔軟で多様な空間建築を可能にするといった、リアルとバーチャルの垣根を超える研究開発も行っています。
株式会社Urthの田中大貴さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
話題のメタバース空間でオフィスを作れるサービスです。
しかもプロの建築家が、コミュニケーションやアイデアがより生み出されやすくなる空間を作っています。
株式会社Urthでは建築の設計ソフトからVRを作り出す技術を独自に確立しました。これによって建築のデザイナーがVR空間を作成することが可能になり、現実の店舗と同様なデザイン性と機能を持つメタバース空間をご提供できます。
VR空間を作るのではなく、互いのコミュニケーションの場を作る、それがV-airの特徴です。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
リモートワークなど新しい働き方を実践されている会社の方、リモートワークによって雑談などの社内コミュニケーションが減ってしまい、アイデア創出の機会や会社の一体感に課題を抱えている企業の方、創業直後で現実空間ではまだ大きなオフィスを持つことができない方などにお勧めです。
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
インターネットの普及により、ECサイトやWebサイトの作成などWeb関連での仕事が多く増えたことで、起業に対するハードルは下がっているかと思います。
一方で、オフィスを持ったり、実際の店舗を持つには大きなハードルがあります。そのオンラインでのチャレンジのしやすさと現実での難しさの間の空間を埋める存在が弊社のサービスです。
「空間を多様化させ、多様化した社会の基盤を作る 」。
起業した方などチャレンジをしている方がより大きく羽ばたけるように、お客様や取引先、一緒に働く仲間とコミュニケーションをより円滑にする空間、すべての個人が活躍できるフィールドを提供していきます。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
創業直後にコロナ禍があり、その影響で事業内容を大きく刷新することになりました。その変化が大変でした。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
弊社は、個人が活躍できる社会を目指して、創業した会社です。現在は、建築とITを掛け合わせて、個人が活躍できる社会を生み出すために、個人が自分らしく過ごせる空間を世界中に提供できればと考えています。
近い将来、V-airを用いてメタバース空間で理想の空間ができるのと同じように、現実空間でも多様な空間が生み出せるようなサービスをご提供できればと思います。
・今の課題はなんですか?
人手が足りないのが大きな問題です。メタバースがブームなこともあり、多くの方からお問い合わせをいただきますが、それにお応えできる人材確保が滞っているのが気になっています。投資を受けるなどしながら解決できればと考えています。
・読者にメッセージをお願いします。
創業直後は不安なことも多くあるかと思います。自分も学生で右も左もわからぬまま起業し、苦労しました。一方で、起業しなければ体験できない、貴重な経験も得ることができました。
是非、楽しんで皆さんの事業を行ってみてください。
どこかでお会いできるのを楽しみにしております。
弊社では、創業直後の働き方をサポートするため、VR空間でのオフィスを創業してから一年間無料でご提供するサポートを行っています。「V-air 創業サポート」と検索いただければ、幸いです。
会社名 | 株式会社Urth |
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代表者名 | 田中大貴 |
創業年 | 2020年 |
事業内容 | VRサービスの提供 VRオフィス、VRショップの作成、運営サポート |
サービス名 | V-air |
所在地 | 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-22-3 早稲田大学19-3号館 早稲田大学アントレプレナーシップセンター |
代表者プロフィール | 早稲田大学創造理工学研究科所属 早稲田大学創造理工学部建築学科を2021年3月卒業。大学では、建築学を専門としつつ、2018年4月からは早稲田大学で「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」をはじめとした商学部の授業を受講。その後、文科省edgeNextプログラムの一つである、早稲田大学GapFundProjectにおいて2019年度の最高評価および支援を受け起業。現在は、大学院で研究をしつつ、「IT×建築」をテーマにwebサービスの開発、販売事業を行う。 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | Urth V-air VR バーチャルオフィス メタバース リモートワーク 田中大貴 |
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