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2022年12月9日株式会社喋ラボ 大橋功|AIを活用してリモート会議の生産性を向上させるツールの開発が注目の企業
AIを活用してリモート会議の生産性を向上させるツールの開発で注目なのが、大橋功さんが2018年4月に創業した株式会社喋ラボです。
大切な商談や会議の場で、誰が何を話したかという記録をとるのは重要なことです。その内容をもとに計画を練ったり改善を図ったり、ベクトル変更をしたり、契約や約束の証明としたり等、今後の企業の在り方にも大きく関与してくる可能性が大きいからです。
しかし実際、こうした記録を適正かつ確実に残せているでしょうか?
議論が白熱して、つい言ったことを記録しそびれてしまったとか、記録の手が追い付かず聞き逃してしまったとか、間違った記録を残してしまったという経験を持つ方も多いのではないかと思います。
こうした間違いをなくすために録画して記録を残す場合もあると思いますが、その内容を端的にわかりやすい記録としてまとめるのに別途時間を必要としたり労力がかかったりして、辟易とするケースもあると思います。
このような問題を解消すべく、機械がその場で会議や話の内容を録画とテキストにうまくまとめてくれるコンテンツ開発を行っているある起業家に、今注目が集まっています。
株式会社喋ラボの大橋功さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
リモート会議にBotが参加してきて、会議を録画、タグ付け、テキスト化してくれます。テキスト選択とコピーアンドペーストで動画の編集ができる機能がついているので、録画された動画の中からナレッジ部分を切り出したり、ダイジェスト動画を作成するのも簡単にできます。
もちろん、会議の振り返りやコンプライアンスのためのツールとしても使えます。
また、Botに好きな名前を付けられる機能が特徴的で、面白い名前をつけると会議のアイスブレイクになりますし、ストレージや音声認識の価格が安く設定されているので、経営会議とかではない通常の会議でも気軽にご利用いただくことができます。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
リモート会議を利用する全ての社会人に使ってほしいです。
ほとんどの企業では、経営会議を除く普通の会議は議事録担当がいません。例えば、エンジニアが参加する開発会議などは、まず、議事録は取られていません。
では、どうしているかというと、各自、自分に関係する項目だけ箇条書きでメモっているのですが、複数案件を抱えていて忙しいなどの理由から納期の遠い案件は放ったらかしにしてしまい、納期が近づいてきて随分前にとった箇条書きのメモを見返すのですが、詳細が全く思い出せない、なんてことがよくあります。まずは、そういった状況を動画とテキストで解決できればと思っています。
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
ずばり、日本人の生産性の向上です。
少子化で人の数が増えることは期待できない中、日本経済が成長していくためには日本人一人一人の生産性の向上が不可欠です。
ギミックではない、生産性の向上に貢献していきたいと思います。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
現時点でもシード期、漸くサービスをリリースできたかなという段階なので、創業期を乗り越えたとはいえませんか、既に何度かピボットをしています。元々音声認識エンジンのスタートアップから始めて、その音声認識エンジンを活用したアプリケーションに変更したという事なので、全く違うビジネスを始めたとかではありませんが、手応えを確かめつつ、柔軟に変更をし続けるのが大事かなと思っています。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
世の中にAIを謳うツールはたくさんありますが、本当に役に立っているものは少数派です。真に生産性を向上させようと思うと、やはりAIを活用した生産性の向上が鍵を握っているので、溜め込んでいただいた動画をAIで活用できるプラットフォームへ進化させていこうと思っています。作戦はありますが、秘密です。
・今の課題はなんですか?
資金調達、採用、AIプラットフォーム化とやりたいことは山積みですが、まずは現状のプロダクトで一定のビジネスを作ることですね。
・読者にメッセージをお願いします。
社会の活力は、ソーシャルモビリティというか、頑張った人が成功したり、その後失敗して転落したり、でもまだ敗者復活のチャンスがある、みたいなことがキーになっていると思っています。20年前に比べると日本は劇的に創業しやすい国になっていますし、どんどん創業して、できればスモールビジネスでなく、テクノロジーを梃子に大企業を作ることを目的として創業して、この国を盛り上げていきましょう。
会社名 | 株式会社喋ラボ |
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代表者名 | 大橋功 |
創業年 | 2018年4月 |
従業員数 | 1名 |
事業内容 | AIを活用してリモート会議の生産性を向上させるツールの開発 |
サービス名 | 喋ラボEditor |
所在地 | 141-0033 東京都品川区西品川 |
代表者プロフィール | 東京大学をドロップアウトした後、受託とアドテクのベンチャーを創業。 その後シリコンバレーに移住して主にテック系のCo founderとしてスタートアップ企業に参画してきました。アメリカには8年間住んでいました。 今は日本に戻り、現在のスタートアップに注力する側、コンピュータサイエンスのバックグラウンドを持たない方向けにディープラーニングを教えたりもしています。 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | AI コンプライアンス ディープラーニング 動画 喋ラボ 大橋功 音声認識 |
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