Resorz 兒嶋裕貴|日本企業と個人のグローバル化を目指す!60カ国をめぐり「日本の良さ」に気づいた
グローバル化のハードルを下げるために。「Digima〜出島〜」で海外進出支援を、「ワンコイングリッシュ」で英会話教育を展開
世界60カ国をめぐり「日本の良さ」を再認識した兒嶋さんは、日本企業のグローバル化を目指して株式会社Resorzを、日本人個人のグルーバル化を目指して株式会社ワンコイングリッシュを立ち上げました。
Resorzでスタートした「Digima〜出島〜」は25,000件以上の海外進出相談を受ける国内最大級の海外ビジネス支援プラットフォームに成長しました。また、対面の英会話スクールとして日本最安値のワンコイングリッシュでは、54の国と地域から講師を迎えるなど多国籍な企業として躍進を続けています。
今回はResorzとワンコイングリッシュを経営する兒嶋さんに、両企業の立ち上げの経緯やそれぞれのサービス内容、今後の展望についてお伺いしました。
株式会社Resorz 代表取締役、株式会社ワンコイングリッシュ 代表取締役CEO
1980年生まれ 早稲田大学商学部卒業。大学卒業後に渡航し、学生時代から世界約60か国以上を周る。日本帰国後はサイト売買のサービスの事業化から上場企業への売却、ベトナムでオフショア開発企業の立ち上げを経て、日本の開国を目指し2009年に㈱Resorzを設立。日本最大級の海外ビジネスプラットフォームDigima~出島~を運営。過去に支援してきた海外進出相談件数は延べ25,000件を超え、世界に跨がる海外ビジネス支援企業のネットワークは3,700社を越える。民間企業以外にも、内閣府、経済産業省、外務省、農林水産省、札幌市、横浜市、愛媛県、フィリピン大使館など、40を超える公的機関の支援も請け負っている。2014年には、さらなる日本人のグローバル化を目指して、英会話スクール㈱ワンコイングリッシュを設立。英会話のみならず、外国人向けの日本語教育、企業としてグローバル人材の育成も行っている。現在計3社の代表取締役と一般社団法人の理事を務める。幅広い海外ビジネスの知見から2016年から2019年まで経済産業省国際化促進インターンシップ事業委員に就任、2020年には経済産業省中小企業庁「新しい担い手研究会」委員に就任、2021年には農林水産省が管轄する「海外展開ガイドライン作成」の検討委員会に参画。
創業手帳 株式会社 代表取締役
大手ITベンチャー役員で、多くの起業家を見た中で「創業後に困ることが共通している」ことに気づき会社のガイドブック「創業手帳」を考案。現:創業手帳を創業。ユニークなビジネスモデルを成功させた。印刷版は累計250万部、月間のWEB訪問数は起業分野では日本一の100万人を超え、“起業コンシェルジェ“創業手帳アプリの開発や起業無料相談や、内閣府会社設立ワンストップ検討会の常任委員や大学での授業も行っている。毎日創業Tシャツの人としても話題に。 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら
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この記事の目次
日本の「当たり前」に違和感を持ち世界を回る決断をした
大久保:兒嶋さんは、大学を卒業された後たくさんの国に行かれていますよね。その理由をお伺いできますか?
兒嶋:私は中高大一貫校に通っていたのですが、「大学へ行く」「就職活動をする」「新卒で会社に入る」と、同級生がみんな同じステップを踏むことに違和感を抱くようになりました。
そこで、「日本人の当たり前は、本当に当たり前なのか」を探るため、世界を見て回ることにしたんです。何かを始める前に、世界を知っておきたいという思いもありました。
大久保:日本の「常識」に疑問を持たれたんですね。
兒嶋:そうですね。当時は日本をあまり好きではなかったんですよ。「どうして型にはめようとするのだろう」という疑問を持っていましたから、それをぶっ壊すために選択したグローバル経験でした。
だからなるべく日本じゃ経験できないことをする、日本じゃできない経験であれば全部することを心がけていました。基本的にノーとは言わず、何に誘われてもイエスと言っていましたね。
大久保:「日本で経験できないことをする」ということですが、どんな経験をされましたか?
兒嶋:戦争地域であるアフガニスタンにも行きましたし、土着のシャーマニズム系のスピリチュアル体験もいろいろしましたね。各宗教の原理主義者が集まる街を訪れて、その長老に話を聞いたりもしていました。
大久保:兒嶋さんが世界を回られた時期は、就職氷河期のど真ん中だと思います。就職をしない選択をするには勇気が必要だったのではないでしょうか?
兒嶋:おっしゃる通り、「大学を卒業しても就職をせずに海外をフラフラしている」イコール「社会ではいないも同然の存在」という時代です。学歴を含め、今まで積み重ねてきたものがなくなる恐怖は正直ありました。
だから、就職せずに世界を回るかどうかを決めるまでには、とても悩みました。51対49で海外行きを決めた感じですね。
難民キャンプで気づいた「日本の良さを、日本人が知らない」もったいなさ
大久保:60カ国めぐった中で、兒嶋さんが一番影響を受けた場所を教えてください。
兒嶋:やはり紛争地域ですね。
2004〜2005年は、ウサマビンラディンが最後に潜伏したとされるアフガニスタンとパキスタンの国境地域の曖昧ゾーンに行きました。アフガニスタンの領地でありながらも、各部族が自分たちでマネタイズして自治してる地域です。
そこでの経験は今もすごく生きていますね。
大久保:その経験が生きていると感じる理由を教えてください。
兒嶋:1つは死生観が培われたことです。そこでは、毎日寝るときと起きたときに「生きている」と実感しました。寝るときは穴ぐらの土の天井を見ながら「今日も生きてた」と思い、起きた瞬間には「今日は生き残れるかな」と考えたんです。
死が常に近くにあるので、「生きていることは、なんて素晴らしいんだ」という感覚が養われました。だから、起業してからは辛いこともいろいろありましたが、「でも死ななかったら何とかなるよね」と思えましたね。
あとは、アフガンの難民キャンプでの経験は、起業に繋がりました。
大久保:どのような経験が起業に繋がったのですか?
兒嶋:日本の良さを発見できた経験です。
難民キャンプは悲惨な状況でしたが、そのような状況の中でも彼らには楽しみがありました。その楽しみが何だったかというと、昔日本にあったようなストリートファイターのアーケードゲームだったんです。
大久保:日本にあったものが、流れ流れてアフガンの難民キャンプにたどり着いていたと。
兒嶋:「こんなところにアーケードゲームがあるぞ!」と思いながら見ていると、プレーしている人たちがすごく下手なんですね。
私は大人の人だかりをかき分けて「そのゲームを自分にやらせてほしい」と言いましたが、「チンには無理だ」とヤジを飛ばされました。チンとは私のあだ名でチャイニーズを意味します。彼らは中国は知っていますが、日本は知らないんです。
実際にプレーを見せると驚かれ、「何でこんなに上手いんだ?」と聞かれました。「これはメイドインジャパンのものだ」「自分はジャパニーズだ」と伝えたわけですよ。
この一連の流れで「本当にもったいないな」と感じました。こんな遠いところでも、日本で作られたものに楽しみを見出している人たちがいるのに、日本人の多くはそのことに気づいていないこと。さらに、使っている彼らも日本のものだと知らないこと。それらに対して、もったいないなと。
そして、日本の良さを日本人に知ってもらうため、海外にも日本の良さを知ってもらうために、何かしたいなと思いました。
大久保:そのような日本の良さを伝えるために立ち上げたのが、Resorzだったりワンコイングリッシュなのですね。
日本企業のグローバル化を目指して「Digima〜出島〜」をリリース
兒嶋:今では私も、日本は文化レベルの高い素晴らしい国だと思っていますし、それがインバウンドで日本にたくさんの人が来ている理由だと思います。
一方、日本人はその事実に気づいていません。だからマーケットも国内で閉じています。
私はそんな日本を変えるためにResorzを立ち上げ、海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima〜出島〜」をスタートしました。
大久保:Digima~出島~はいつスタートされたのでしょうか?
兒嶋:2011年2月にDigima~出島~のローンチをしました。
その前には仕込みとして、オフショア開発のマッチングサービスを運営していました。その経験の中で、もっと海外ビジネスを広い意味で支援できるようにしなければならないと気づいたんです。
なぜかというと、海外ビジネスを支援するサービスや団体が公的機関のジェトロさん以外にないからです。
ジェトロさんは情報提供がメインですので、国をあげて海外ビジネスに力を入れる韓国や台湾、中国に勝てません。だから、民間でも海外ビジネスを支援するプラットフォームを作ろうと考えてDigima~出島~を立ち上げました。
大久保:Digima~出島~の立ち上げは大変でしたか?
兒嶋:大変でしたね。Digima~出島~を立ち上げた13年前は、「海外ビジネスは大手企業がやるものだ」「中小企業が海外ビジネスなんてありえない」という時代でした。
当時から「グローバル市場で成功する日本企業を1万社作る」という目標を掲げていたのですが、「そんなマーケットやニーズはない」「無料でサービスを提供しているジェトロに勝てるはずがない」と言われました。
今まで世の中にないものを作るからこその、理解されない苦しさがありましたね。
大久保:立ち上げ当初は苦労されながらも、今御社の事業は世界に広がっています。どのように世界へ展開されたのでしょうか?
兒嶋:とにかく世界中に足を運び、「日本の開国をしたいんです」「協力してくれませんか?」と営業をしました。
ゼロからイチを作る必要があったので、地道に直接思いを伝えないとマーケットは作れないと考えたからです。
海外ビジネスのハードルを下げるため、できることをすべてしたい
大久保:Digima~出島~のサービス内容を具体的に教えてください。海外で拠点を作るときに、情報収集したり手続きをしたり資金集めをしたりする部分を、Digima~出島~が支援してくれるわけですよね。
兒嶋:そうですね。Digima~出島~は海外ビジネスを展開したい企業の課題をすべて解決し、その結果「海外ビジネスのハードルを下げる」ことを目指しています。
今まで海外ビジネスの展開は、進出したい現地の情報がどこにあるのか、どのネットワークを使えばいいのか、どのサービスを使えばいいのかを探すところから始めなければなりませんでした。
Digima~出島~には、海外ビジネスに必要な情報を国ごとや業種ごとにのせています。Digima~出島~へのアクセスは50万くらいあるのですが、相談があった企業と、現地企業のマッチングも行っています。
大久保:Digima~出島~がマッチングできる世界の企業はどれくらいの数があるのでしょうか?
兒嶋:Digima~出島~が提携している企業は、世界中に3,700社くらいありますね。
オンライン上のマッチングサービスだけでなく、日本最大級の海外ビジネス相談会として海外ビジネスEXPOを東京・大阪・九州・北海道で開催しています。人材不足に関するご相談も多くいただくようになったので、グローバル人材EXPOも今年から同時開催しています。
大久保:海外進出の支援ですので、コロナは大きな向かい風だったのではないでしょうか?
兒嶋:実は、あまり向かい風ではなかったんですよ。
コロナは「国内だけにマーケットを閉じていてはリスクだ」と考えるきっかけになり、むしろ海外ビジネスに前向きになる経営者が多かったからです。2011年の震災のときも、中国の尖閣諸島問題のときも同じことが起きました。
大久保:何か問題が起こったときこそ、海外ビジネスが生まれるチャンスになると。
兒嶋:リスクを考えて海外ビジネスを展開する時代になったんだと思いますし、それは今後強化されていくと思います。
IT業界も昔は、ホームページを作るにもアウトソーシングしていましたが、今はほとんどの企業にIT人材がいますよね。
それと同様に、今はアウトソーシングしている海外ビジネスも、5年後10年後には専門の担当者が社内に1人2人いる状態になると確信してます。
10年前と比べて海外へ進出するチャンスが広がった
大久保:創業当初と今とで、海外ビジネスのトレンドは変わりましたか?
兒嶋:創業当初と違うのは、中小企業が海外ビジネスに取り組むようになったことです。10年前は上場企業からしか問い合わせがありませんでしたが、今は中小企業の経営者さんや役員さんからの問い合わせが多くなっています。
その要因としては、海外ビジネスの展開方法が変わってきたことにあると思います。
昔は何億円か出さないと海外拠点を作れませんでしたが、今は支援サービスを使ってコストを抑えられます。例えば、調査や営業に使える人材を現地で代わりに採用してくれたり、日本国内にいながら海外にサービスを売ることができたり。あるいは販売商材なら、成果報酬で販売代行をするような支援サービスも出てきています。
そのように支援サービスが発展し、海外ビジネスが一般化してきました。
大久保:他に昔と今で、海外ビジネスが変わった部分はありますか?
兒嶋:世界が大移動時代に入り、日本の海外ビジネスチャンスも増えているのではないでしょうか。
国ごとの貧富の差はどんどんなくなってきていますし、ビザ問題も緩和されています。フライト代も安くなっていますよね。
さらに、インターネットを通して日本の情報が世界に広がったことで、日本にはいろんな国から人が押し寄せています。日本のような独自の文化が発展している国に来れば、自分の国ではできない体験ができるからです。
世界中から日本へ観光に来ることで何が起きているかというと、世界中に日本のマーケットができているんです。例えば日本でお寿司を食べた人は、自分の国に戻ってからも「本場のお寿司を少し高いお金を払ってでも食べたい」と考えるようになります。
つまりインバウンドは単純に観光にきてもらって終わりではなく、日本の商材とレベルを覚えてもらえるので、その国にマーケットができるわけです。
大久保:インバウンドがビジネスチャンスになるんですね。
兒嶋:世界に日本を知る人たちが増えてきたために、現地で本物の日本のマーケットができています。それがビジネスに繋がっているんです。
だから、インバウンドと海外ビジネスは比例しますね。
語学教育のハードルを下げるため「ワンコイングリッシュ」を立ち上げた
大久保:兒嶋さんは、Resorzの他にワンコイングリッシュも立ち上げていますよね。その経緯をお伺いできますか?
兒嶋:Digima~出島~と同じ思いから立ち上げました。日本の良さを知ってもらうために、日本企業のグローバル化はDigima~出島~で、個人のグローバル化は英会話スクールのワンコイングリッシュで実現したいと思ったんです。
大久保:ワンコイングリッシュは、500円で英会話スクールに通えるそうですね。
兒嶋:1レッスン500円からの対面英会話レッスンは、日本最安値です。
なぜ500円にしたかというと、日本人個人をグローバル化させていくためにボトルネックになっているのは、語学だと考えたからです。
当時の英語はとにかくハードルが高い。値段も意識も高すぎます。
語学教育は、水や電気と同じように誰もが享受できるものにすべきです。そうすれば日本人個人も変わっていくのではないでしょうか。
そこで、ワンコイングリッシュを作りました。
国籍に関係なく優秀なグローバル人材を採用
大久保:ワンコイングリッシュのホームページを拝見しましたが、講師の方が多国籍ですよね。
兒嶋:ワンコイングリッシュは、50以上の国と地域から人材を採用しています。その理由は3つあります。
1つ目は、日本国内のグローバル人材採用の偏りを壊したいからです。
日本の企業は、まだ国籍を見て採用しています。例えば出身が東南アジアだと採用に不利になることも多く、実際にどこの英会話教室でも採用してくれません。
ところが我々が採用している、例えばベトナムやネパール出身の人材はとても優秀です。TOEIC990点を持っているような人もいますし、実は講師として考えたときネイティブより優秀なんです。
なぜかというと、ネイティブは生まれつき英語を話せますが、ノンネイティブは自分で勉強して話せるようになったからです。どちらの方が教え方がうまいかというと、自分で学んだノンネイティブなんですよね。
だから、「○○人はこうだ」といった古い価値観を壊したい、グローバル人材マーケットを変えたいという思いで多国籍の人材を採用しています。
2つ目は、我々が英語で話す相手はネイティブだけではないからです。
21世紀は英語が世界共通言語になりますから、我々はシンガポール人ともインド人とも英語で話さなければなりません。「ネイティブの英語以外聞き取れない」「他の国の英語は聞き取れない」と言っていては駄目なんです。
3つ目は、「企業や個人のグローバル化を目指している」と言ってるのに、我々がグローバル化できていないとおかしいと考えたからです。
個性やバックグラウンドが違う人達が、一つの会社にまとまっていることによるパワー、エネルギー量はすばらしいものがあります。本当の意味でのインクルーシブな、あり方自体も多様性が担保された会社にするために、多様な国籍の人材を雇っています。
大久保:国籍は関係なく、優秀な方に働く場を提供しておられるわけですね。
兒嶋:そうですね。例えば、ネパールの方は英語がどれほど流暢に話せたとしても、英会話教師として職場を探すとなると、今はうちしかないと思います。
その方たちに話を聞いてみると、「友達はみんなコンビニでバイトしている」と言います。どうしても書類で落とされてしまうのだそうです。「英会話教師なんて無理だと思っていた」と感謝されますね。
日本はまだまだ優秀な方を活用できていないと感じますし、ポテンシャルがある部分だと思います。
グローバル展開に必要なものを全て揃えていきたい
大久保:御社の今後の展望をお聞かせください。
兒嶋:Digima~出島~は、企業がグローバル展開に必要なものを全部揃えたいと考えています。そのため、特に今後は人材周りを強めていく予定です。
なぜかというと、海外ビジネスを任せられる人材は現地の人材だからです。マクドナルドやコカ・コーラを見ても、日本に進出している外資系企業の日本の代表はほとんどが日本人ですよね。日本のマーケットを本質的に理解できるのは日本人なのです。
つまり、海外ビジネスを展開するためには、現地の人材を紹介してもらうことが必須なはずなんです。Digima~出島~では紹介料を安く抑えて、現地の人材を紹介できるようにしたいと思っています。
同様に、ローカル企業とのマッチング支援もしたいと考えていますね。
ワンコイングリッシュにおいては、「世界中どこでも生きていける日本人を育てること」をテーマに、ゆくゆくは英語教育だけでなくグローバル人材を多く輩出したいという思いがあります。
英語はスキルではなくてただのツールです。そのツールを使って世界の人たちとどういうふうにコミュニケーションを取っていけるかが大切なのです。
大久保:最後に、起業したばかりの方へメッセージをお願いします。
兒嶋:起業してから会社が10年続く割合は5〜6%だと言われる世界で、私が作った会社は15〜16年続いています。
だからよく「何で会社が続くのですか?」と聞かれるのですが、お答えしているのは「大事なのは想い」だということです。結局は「何がしたいのか」が大切なんです。お金や利益だけが大切だと赤字が出たら会社を畳むことになりますから、続けるのは難しいんですよね。
企業の本質は「社会課題を解決して、その対価を得ること」です。
だからみなさんには、「意義があることをやりましょう」と伝えたいです。
意義があることとは、日本や世界に影響を与えることです。それを民間でやるからこそ、国が変わっていくのではないでしょうか。その結果、会社も長く続くのではないかと思います。
大久保の視点
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(取材協力:
株式会社Resorz 代表取締役、株式会社ワンコイングリッシュ 代表取締役CEO 兒嶋 裕貴)
(編集: 創業手帳編集部)
日本ー海外の障壁である海外進出と英語の2つに挑戦する兒嶋さんの今後に注目です。日本ー海外の人材という要素が加わっていくとビジネス的にさらに面白くなると思いました。