注目のスタートアップ

セレンディクス株式会社 COO 飯田国大|世界最先端の住宅開発・販売の事業展開が注目の企業


©Clouds Architecture Office

世界最先端の住宅開発・販売の事業展開で注目なのが、小間裕康さんと飯田国大さんが2018年8月に創業したセレンディクス株式会社です。

人生で最も高いお買い物と言われるものに、マイホームの購入があります。住宅金融支援機構が実施している「フラット35利用者調査(2020年度)」によると、購入価格の全国平均は、土地付注文住宅が4,397.3万円、建売住宅が3,495.2万円、マンションが4,545.2万円、中古戸建が2,480.2万円、中古マンションが2,971.4万円と軒並み高価格帯が居並んでいます。
ほとんどの購入者が住宅ローンを組んで家を購入し、毎月平均8~11万円の返済をしているのが現状です。
注文住宅、新築戸建て、新築マンションの購入者は30年を超える返済期間を設けており、借入開始時期は30代後半から40歳前半といいますから、生涯のほとんどをかけて毎月8~11万円の住宅ローンを支払い続けているということになります。(国土交通省「令和2年度住宅市場動向調査報告書」より)
ローンを払うために自分たちの娯楽や楽しみややりたいことを削ったり我慢したりしている家庭も少なくはないでしょう。

また、「『夢の』マイホーム」という冠言葉が付くほどのお買い物なので、全ての人が平等に望む家を手に出来るわけではありません。
家が欲しくても買えない人、何らかの理由や事情でせっかく手に入れた高価な家を手放さざるを得なくなる人もいます。
家は生活や命を守り育む基盤です。本来なら全世界のすべての人が等しく快適な住宅を手にいれられる状態があって然るべきです。

もしマイホームが、乗用車やちょっと贅沢なお買い物程度の金額で、タイミングに応じて自由に何度も買い替えることが出来るようになったら、世界は大きく変わるのではないでしょうか?

全ての人が住みたい場所に住みたい家をすぐに建てることが出来る世界の実現を目指して400年も前から変わらない建築手法を一新し、圧倒的なコストダウンと安心安全の耐久性を兼ね備えた世界最先端の家づくりに、今注目が集まっています。

セレンディクス株式会社の、世界最先端の住宅開発事業の特徴は、
3Dプリンター技術を用いて、最強の構造体である球体構造の住宅を、24時間以内に建築できるという点です。

セレンディクス株式会社の飯田国大さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。

・このプロダクトの特徴は何ですか?

世界最先端の住宅Sphere「スフィア」は、3Dプリンターを用い、可能な限り人の手を使わずロボットのみで作業をし、30坪300万円で24 時間以内に人が住める家を創ります。
物理的に最も強い構造を有する球体で建造しており、鉄骨など従来の構造材を使用せずとも十分な強度を確保でき、様々な環境での利用が可能です。

©Clouds Architecture Office

・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?

住宅を必要とする全ての方にご利用いただきたいと思っています。
建築基準法との適合性の課題や、今までにない建築様式の家という新規性ゆえに、いきなり永住用住宅としての普及は難しいと考えていますが、まずはグランピングや別荘などでのご利用から始めてもらい、徐々に一般住宅としての選択肢に加えて頂けるようにしていければと思います。
また、建築用3Dプリンターは運搬車で簡単に運べる小型タイプを採用しているため、狭小地や道幅の狭いエリアにも持ち込みが可能です。万一の際の災害復興住宅としての活用も可能だと考えます。

© Apis cor

・このサービスの解決する社会課題はなんですか?

セレンディクスのミッションは2025年までに30年の住宅ローンを失くす事です。
SDGs 第1目標の『貧困をなくす』、世界の全ての人に安価だが世界最先端の家Sphere(スフィア)を提供する事で貧困を完全になくしたいと考えています。
先進国には車を買う価格で家を提供し、世界の最貧国には現地でかかる原価で提供したいと考えています。

ちなみに日本では住宅ローンの平均完済期限が73歳です。家を買う人すべてが30年に渡る長期の住宅ローンを本当に払い続けれるのでしょうか?
私たちは一回しかない人生もっと自由に生きていいはずです。自由を阻害している最大の要因は「家」です。セレンディクスは家を0から再発明します。

そして全ての人が「自分の家」を手に入れた時、セレンディクスが目指す本当の自由を全ての世界の人に提供できると考えています。

・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?

プロダクトの再現性を誰も信じてくれない事が大変でした。
しかし私は今回の起業が5回目の挑戦なので、まず3年間諦めずにやり続ければ必ず実現できるということを経験から知っていました。何度も挑戦し続けた経験が今の自分を支え、壁を乗り越える力となりました。

・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?

セレンディクスのビジョンは「世界最先端の住宅の実現」、セレンディクスのミッションは「30年の住宅ローンを失くす」です。
このプロジェクトに賛同いただく企業と共に、利用者にとって、あたらしく快適な機能の実用化を進めていきます。
新機能素材を積極的に取り込んだ開発を進め、構造体の強度、耐久性、耐火性、耐震性、断熱性、そして、美しさといった要素に高い目標を設定し、連携する企業と共同で新しい発見を生み出して参ります。

・今の課題はなんですか?

ありません。課題は直ぐに乗り越えられるので。

・読者にメッセージをお願いします。

自分の本当にやりたいことに挑戦する自由を手に入れる事は最大の「幸せ」です。

COO 飯田国大

会社名 セレンディクス株式会社
代表者名 CEO小間裕康 COO 飯田国大
創業年 2018年8月
資本金 5000万円(資本準備金も含む)
事業内容 世界最先端の住宅開発・販売
サービス名 世界最先端の住宅 Sphere「スフィア」
所在地 兵庫県西宮市甲陽園目神山町1番1号
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3Dプリンター 3Dプリンター住宅 セレンディクス 世界最先端 住宅 小間裕康 未来の家
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

この記事を読んでいる方に編集部からおすすめ

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

VRモデルルーム「ROOV」の開発元が4.1億円調達!
2018年11月6日、株式会社スタイルポートは、総額4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、みずほキャピタル株式会社、グリーベンチャーズ株式会社です。 不動産VR内覧サー…
不動産テックの「ターミナル」がおとり広告検知「trueper」を提供開始
平成29年10月20日、株式会社ターミナルは「trueper」のローンチを発表しました。 「trueper」は、インターネット上に公開されている不動産情報のなかから、不適切なコンテンツを自動判定するソ…
住宅ローン比較・検索の「WhatzMoney」が8000万円調達!
WhatzMoney 株式会社は、総額8000万円の資金調達を実施しました。 住宅ローンの比較・検索サービス「WhatzMoney」を運営しています。 全国763金融機関の17000を超える住宅ローン…
スマートセキュリティの「Secual」が6億円調達!
株式会社Secual は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 資本業務提携したのは、SOMPO ホールテディングス、積水化学工業、加賀電子、ケイアイスター不動産です。 Secualは、…
住宅情報プラットフォームの「SOUSEI Technology」が3億円調達 建設コンサルの「ナック」と資本業務提携
2019年9月5日、株式会社SOUSEI Technologyは、約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先である株式会社ナックとは、資本業務提携契約を締結したことも併せて発表しました。…

大久保の視点

【登壇レポート】新しいイベントの形。DXベンチャー100社登壇の新春デジタルベンチャーサミットに参加してみた。
2021年新春デジタルベンチャーサミット、スケジュール決定~二日間で成長企業100社の最新ツールを知れるオンライン展示会~ に登壇した。DXの著名な会社が一…
(2021/1/6)
デジタル庁平井大臣「日本はデジタル敗戦」「産業界はDX遅れている」「全手続をスマホで60秒以内に完了させたい」DX化に気炎
平井大臣がスタートアップ関係者にデジタル化の方向語る 2020/11/25に平井卓也デジタル改革担当大臣が「全手続をスマホで60秒以内で完了したい」とスター…
(2020/11/25)
【大久保の視点】ホームページ制作SaaS運営の「ペライチ」がラクスルから4.9億円調達をどう見るか。
2020年9月10日、株式会社ペライチは、4億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、印刷・集客支援のシェアリング・プラットフォー…
(2020/9/11)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
マーケティング担当・広告代理店のご担当者様へ