注目のスタートアップ

屋根一体型太陽光パネルとHEMSを開発・販売する「モノクローム」が「ダイキン工業」と資本業務提携

company

2024年2月7日、株式会社モノクロームは、ダイキン工業株式会社との資本提携を第三者割当増資により実施し、あわせて業務提携を開始したことを発表しました。

モノクロームは、屋根一体型太陽光パネルとHEMSを開発・販売しています。

2023年に、エネルギーをつくる屋根「Roof-1」とHEMS「Home-1」の製品販売を開始しています。

「Roof-1」は、太陽光パネルと屋根材が一体型になった製品です。

屋根として設置が可能であるため、1度の施工で工事が完了するほか、軽量で架台を必要としないことを特徴としています

「Home-1」は、家の壁に一体化したタッチパネルを特徴としたHEMSです。

ダイキンとの提携により、モノクロームが開発する発電システム・コントロールシステムと、ダイキンが開発する空調機器やヒートポンプ給湯器との接続や制御連携を進めていきます。


太陽光パネルは、太陽光発電において発電を行うためのパネルのことです。

住宅で利用されている太陽光パネルには、既存の屋根に後付けで取り付け可能な置き型のパネルと、屋根と一体となった一体型のパネルの2種類があります。

一般的にイメージされる太陽光パネルは前者の置き型のパネルであり、こちらは後付けで取り付け可能な点や、メンテナンスのしやすさなどのメリットがあります。一方で、デザイン的な面や、設置できる面積に関しては課題を抱えています。

屋根一体型パネルは、デザイン性に優れる、より多く設置可能、屋根の塗り替え不要、雨漏りリスクが低い、工事期間が短い、耐震性に優れるといったメリットがあります。

屋根一体型パネルを既存の住宅に後付けするには屋根を葺き替える必要があるため、基本的に新築向けの太陽光パネルであるといえます。

今回のダイキンのモノクロームへの資本参画は、ひとつのシステムで住宅全体のエネルギーマネジメントとホームデバイスの制御を実現するための戦略的パートナーシップ構築を目的としています。

今後、モノクロームの知見と、ダイキンが有する空調機器とおひさまエコキュート(ヒートポンプ給湯器)に関する技術を活用し、太陽光発電による余剰電力連動型おひさまエコキュートの実現を目指すとしています。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ HEMS Home-1 Roof-1 エネルギー ダイキン工業 モノクローム 住宅 太陽光パネル 太陽光発電 株式会社 業務提携 資本提携 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アソビの実体験投稿メディア「PLAYLIFE」運営の「プレイライフ」が1.15億円調達
2020年5月26日、プレイライフ株式会社は、約1億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました アソビの実体験投稿メディア「PLAYLIFE」を運営しています。 デート、旅行/観光、おでかけ…
夜間・休日の往診サービス運営の「コールドクター」が2億円調達
2020年12月22日、株式会社コールドクターは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 夜間・休日の往診サービス「コールドクター」を運営しています。 アプリから簡単に予約でき、最短30分…
「bazzar」がモノが即時に現金に変わるアプリ「MonoMoney(モノマネ)」をリリース
2020年7月27日、株式会社bazzarは、「MonoMoney(モノマネ)」をリリースしたことを発表しました。 「MonoMoney」は、モノが即時に現金に変わるアプリです。 売りたいモノをスマー…
多言語法律文書向け編集・管理システムなど提供の「日本法務システム研究所」が8,000万円調達
2019年12月19日、株式会社日本法務システム研究所は、総額約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 多言語法律文書向けクラウド型編集・管理システム「LAWGUE(ローグ)」や、業務…
自律搬送ロボット開発・提供の「匠」が4億円調達
2021年8月3日、株式会社匠は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 自律搬送ロボットの設計・開発・提供を行っています。 ハードウェア・ソフトウェアの両方を一貫して手がけ、“GRID式…

大久保の視点

スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】