グラフェン赤外光源技術の社会実装を目指す「グラフェナリー」が2.4億円調達
慶應義塾大学イノベーション推進本部は、グラフェナリー株式会社の総額約2億4000万円の資金調達を発表しました。
グラフェナリーは、慶應義塾大学イノベーション推進本部が運営する起業支援プログラム「慶應スタートアップインキュベーションプログラム(KSIP)」の採択チームです。
今回の調達を経て、グラフェナリーはKSIPを修了します。
グラフェナリーは、慶應義塾大学牧研究室の研究成果をもとに、グラフェン赤外光源技術の社会実装を目指すスタートアップです。
チップ上で動作可能な小型赤外光源や、それを用いた赤外分光装置の開発などを進めています。
今回調達した資金は、人材獲得と技術開発に活用します。
グラフェンは、炭素原子がシート状に結びついた原子1層のナノ炭素素材です。この素材は、極めて高い導電性・強度・熱伝導性・透明性・薄さといった優れた特性を併せ持ち、次世代電池、電子デバイス、複合素材、コーティングなど幅広い分野での応用が期待されています。
こうした状況下で、慶應義塾大学発スタートアップであるグラフェナリーは、世界に先駆けてグラフェン光デバイスの開発を進めています。グラフェン材料を用いたチップ上で動作可能な超小型の赤外光源の開発に成功しており、赤外分光装置や光電融合デバイスの実用化に向けて事業を展開しています。
グラフェン光源は、従来素材では実現が難しかった高感度分析・高速通信・光電融合などの領域で新たな可能性を切り開く技術として注目されており、グラフェナリーはその社会実装を加速させるための研究開発と事業化を進めています。
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