今月中に動かないと間に合わない!6月締切の補助金まとめ
中小企業・個人事業主が今すぐ確認したい、申請期限が迫る支援制度をわかりやすく解説

「補助金に興味はあるけど、いつ申請すればいいの?」と思いながら後回しにしていませんか?
補助金には厳しい申請締切があり、「知ったときにはすでに受付終了」というケースが非常に多いです。しかも申請には事業計画書の作成やGビズIDの取得など、最低でも1〜2ヶ月の準備期間が必要です。
この記事では、2026年6月中に締切を迎える補助金だけを厳選してご紹介します。今月中に動き出せば、まだ間に合います。ぜひ最後まで読んで、自分に合う制度を見つけてください。
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この記事の目次
補助金を申請する前に知っておきたい基本
まず「補助金」と「助成金」の違いを一言で整理しておきましょう。
| 補助金 | 助成金 | |
|---|---|---|
| 審査 | あり(採択競争) | 要件を満たせば原則受給可 |
| 金額 | 高額になることが多い | 比較的少額 |
| 確実性 | 落ちる可能性あり | 比較的確実 |
どちらも返済不要なのが最大のメリットです。融資と違い、採択・受給されれば原則として返す義務はありません。
なお、補助金の基本的な流れは「申請 → 採択 → 交付申請 → 事業実施 → 実績報告 → 補助金受取」となります。補助金は後払いが基本のため、事業に使ったお金を後から受け取る仕組みである点も覚えておきましょう。
【要確認】6月締切の補助金一覧
6月中に申請締切を迎える主な補助金・助成金制度は以下のとおりです。
| 補助金名 | 締切日 | 補助上限額 | 補助率 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| 中小企業新事業進出補助金(第4回・最終回) | 6月19日 18:00厳守 | 最大9,000万円 | 1/2〜2/3 | 新市場・新事業への進出に取り組む中小企業 |
| デジタル化・AI導入補助金(第2次締切) | 6月15日 | 最大450万円 | 原則1/2(賃上げ取組事業者は2/3) | ITツール・AIツールの導入を検討している事業者 |
| デジタル化・AI導入補助金 複数者連携枠(第1次締切) | 6月15日 | 要確認 | 要確認 | 複数社で共同デジタル化に取り組む事業者 |
| 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) | 随時受付中 | 最大1,500万円 | 1/2 | 省力化設備をカタログから選んで導入したい事業者 |
中小企業新事業進出補助金(第4回):最終回・最大9,000万円
中小企業新事業進出補助金は、企業の成長・拡大に向け、新規事業にチャレンジする中小企業を対象に、設備投資費などを支援する制度です。
| 申請受付期間 | 2026年5月19日(火)〜6月19日(金)18:00厳守 |
|---|---|
| 補助上限額 | 最大9,000万円(従業員規模・申請枠による) |
| 補助率 | 1/2〜2/3 |
| 対象者 | 新市場・新事業への進出に取り組む中小企業 |
| 採択発表予定 | 2026年9月頃 |
製造業・サービス業・小売業など幅広い業種で申請可能です。
この第4回公募は最終回となる見込みです。2026年度後半に「ものづくり補助金」との統合が予定されており、現行制度で申請できる最後のチャンスです。また、18:00という時刻が厳守となっていますので準備は早めに進めましょう。
デジタル化・AI導入補助金(第2次締切):IT導入補助金から名称変更
デジタル化・AI導入補助金とは、中小企業や小規模事業者などの労働生産性の向上を目的に、業務効率化やDXなどに向けたITツールの導入支援を実施する制度です。2025年度までの「IT導入補助金」から名称が変更となり、AIツール導入への対応が強化されました。
| 申請受付期間(第2次) | 〜6月15日 |
|---|---|
| 補助上限額 | 最大450万円(プロセス数による) |
| 補助率 | 申請枠や事業規模により異なる |
| 対象者 | ITツール・AIツールの導入を検討している中小企業・小規模事業者 |
| 申請枠 | 通常枠/インボイス枠(インボイス対応類型・電子取引類型)/セキュリティ対策推進枠/複数者連携枠 |
会計ソフトや在庫管理システム、AI搭載の業務効率化ツールなどの導入を考えている事業者に向いています。
第2次締切を逃しても第3次(7月21日)・第4次(8月25日)があります。ただし、今月中に動き始めると採択後の事業実施期間に余裕が生まれるため、早めの行動がおすすめです。
中小企業省力化投資補助金:随時受付中
締切が6月ではないものの、今から準備を始めて6月中に申請できる制度もあります。
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)は、人手不足に悩む事業者が省力化設備をカタログから選んで導入する際に費用の一部を支援する制度です。清掃ロボットや配膳ロボット、セルフレジなどが対象となり、随時申請が可能です。
申請前に必ず済ませておくべき「2つの準備」
締切が迫っている今、まず優先して着手すべきことが2つあります。
準備① GビズIDプライムアカウントの取得
現在、ほぼすべての中小企業向け補助金の申請は電子申請システム「jGrants(Jグランツ)」を通じて行われます。このシステムにログインするために必要なのがGビズIDプライムアカウントです。
アカウント取得には1週間〜1ヶ月程度かかります。印鑑証明書の郵送審査などが必要で、オンラインで即日発行できるものではありません。まだ取得していない方は、早めに取得手続きを開始したほうがよいでしょう。
準備② 事業計画書の骨子づくり
補助金の採択審査では、事業計画の質が最も重要な評価ポイントです。特に2026年度の補助金では「賃上げへの取り組み」や「具体的な数値目標」が重点的に確認される傾向があります。
完成度が高い必要はありませんが、以下の骨子だけでも今日から整理しておきましょう。
-
- 現状と課題:今の事業でどんな問題があるか
- 取り組み内容:補助金を使って何をするか
- 目指す成果:売上・利益・雇用などの数値目標
- 賃上げ計画:いつまでにどのくらい給与を上げるか
「自分は対象?」と迷ったときのチェックポイント
補助金ごとに対象要件が異なります。申請前に以下を確認しておきましょう。
創業前か、創業後かで使える制度が変わる
地方創生起業支援事業など「創業前」を対象にした制度もあれば、「創業後」に限られるものもあります。自分が今どのフェーズにいるかを確認した上で、対象制度を絞り込むことが大切です。
個人事業主でも申請できるか
小規模事業者持続化補助金・デジタル化AI導入補助金は個人事業主でも申請可能です。一方、中小企業新事業進出補助金は基本的に法人対象となります。個人事業主でも申請は可能ですが、従業員が1名以上必要など一定の要件を満たす必要があります。申請前に必ず公募要領で対象者の要件を確認してください。
賃上げ要件の有無
2026年度の多くの補助金には「賃上げ」が必須要件または加点項目として設定されています。現在の給与水準と賃上げの余力を事前に確認しておきましょう。
6月を逃したら次はいつ?
万が一6月の締切に間に合わなかった場合でも、諦める必要はありません。
-
- デジタル化・AI導入補助金 第3次締切:7月21日、第4次締切:8月25日
- 中小企業省力化投資補助金(カタログ型):随時受付中
ただし、補助金申請は準備に時間がかかることが最大のボトルネックです。「次の締切があるから大丈夫」と思っていると、また同じように後回しになりがちです。
今日、GビズIDの取得手続きを始めることが、補助金獲得への第一歩です。
まとめ:6月の補助金締切スケジュール早見表
| 締切日 | 補助金名 | 補助上限 |
|---|---|---|
| 6月15日 | デジタル化・AI導入補助金(第2次) | 最大450万円 |
| 6月19日 | 中小企業新事業進出補助金(第4回) | 最大9,000万円 |
| 随時 | 中小企業省力化投資補助金(カタログ型) | 最大1,500万円 |
補助金申請に慣れていない方や、事業計画書の書き方に不安がある方は、認定支援機関や商工会・商工会議所への相談も検討してみてください。専門家のサポートを受けることで、採択率を高めることができます。
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(編集:創業手帳編集部)
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