注目のスタートアップ

宇宙用レーザーを中核とした宇宙光学技術を開発する「Orbital Lasers」が30.2億円調達

company

2026年3月19日、株式会社Orbital Lasersは、総額30億2000万円の資金調達を発表しました。

Orbital Lasersは、宇宙用レーザーを中核とした宇宙光学技術を開発しています。

高出力・小型・高効率を実現する宇宙用レーザーにより、衛星ライダー(LiDAR)事業やスペースデブリ除去事業などを展開しています。

今回の資金調達により、宇宙用レーザーの送光技術の高度化を中核に、高解像・高分解能を実現する受光技術やミッションに最適化した衛星バス技術の確立を進めます。


世界の宇宙ビジネス市場は近年急速に拡大しており、その背景には衛星の小型化と、それに伴う打ち上げコストの大幅な低下があります。小型衛星の普及によって、これまで高コストで参入が難しかった分野にも多くの企業が参入できるようになり、宇宙データの活用が一気に広がりました。

そして産業界ではデータドリブンな意思決定が進み、衛星が提供する観測データや通信インフラの価値が高まっていることから、今後はより高度なデータ取得能力が求められるようになっています。

こうした高度化を実現するためには、宇宙空間で高精度かつ安定した観測を可能にする宇宙用レーザー技術の発展が不可欠です。レーザーは距離計測、地表観測、通信など多様な用途で活用されており、その性能向上は衛星ミッションの質を大きく左右します。

このような背景のもと、Orbital Lasersは世界最高水準の高出力・小型・高効率を実現する宇宙用レーザーの開発を進めています。

株式会社Orbital Lasersのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Orbital Lasersよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回のシリーズAでは、宇宙用レーザーの送光技術の高度化を中核に、高解像・高分解能を実現する受光技術、ならびにミッションに最適化した衛星バス技術の確立を推進します。

これら3つのコア技術を統合的に開発することで、システム全体としての技術的競争優位性を強化し、衛星ライダーによる高精度地形計測や、レーザーによる安全かつ効率的なスペースデブリ除去・制御といった、民間として世界初となる事業の実現を目指します。

・今後の展望を教えてください。

今後は、技術開発と事業化を両輪で推進し、宇宙用レーザーを中核とした宇宙光学分野において、グローバルで競争力のある事業の確立を目指します。中長期的には衛星ライダー事業およびスペースデブリ除去事業の確立を通じて、防災・インフラ管理・環境監視などの分野への価値提供を進めてまいります。これらの取り組みを通じて、2030年代には宇宙光学分野におけるグローバルリーダーとなることを目指しています。

・読者へのメッセージをお願いします。

Orbital Lasersは、宇宙用レーザーという基盤技術を起点に、これまでにない価値の創出に取り組んでいます。

私たちは、衛星ライダー事業およびスペースデブリ除去事業を通じて、防災・インフラ管理・環境監視といった社会課題に対して新たな解決手段を提供していきます。

今後は、さまざまな企業・研究機関の皆さまと連携しながら、技術の社会実装と事業化を加速してまいります。新たな価値創出に向けたパートナーシップの可能性についても、ぜひご関心をお寄せいただけますと幸いです。

シリーズ累計発行部数280万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金調達方法や補助金・助成金制度など、創業期をサポートするためのさまざまな情報を提供しています。

創業手帳 起業検討中

カテゴリ 有望企業
関連タグ Orbital Lasers 人工衛星 宇宙
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2026年最新】起業・開業の味方!補助金・助成金おすすめ15選|税理士・社労士・行政書士監修
【税理士監修】すぐわかる事業計画書の書き方!融資・起業を成功させるテンプレート&記入例付
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2026年最新版・税理士監修】会社設立の流れがわかる!やることリスト完全版 失敗しない手順まとめ

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スペースデブリ除去など軌道上サービスに取り組む「アストロスケールホールディングス」が10億円調達
2023年10月6日、株式会社アストロスケールホールディングスは、株式会社みずほ銀行から10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、2023年2月発表の調達額と合わせたシリーズG調達…
宇宙建築スタートアップの「Space Quarters」が1.6億円超調達
2024年6月3日、株式会社Space Quartersは、総額1億6,000万円超の資金調達を実施したことを発表しました。 Space Quartersは、軌道上や月面でのインフラとなる大型構造物を…
小型SAR衛星を開発・製造・運用する「QPS研究所」がみずほ銀行主導で62億円のシンジケートローン契約を締結
2026年1月14日、株式会社QPS研究所は、株式会社みずほ銀行をアレンジャーとして、総額62億円のシンジケーション方式によるコミットメント期間付きタームローン契約(期間5年3か月)を2026年1月3…
宇宙ビッグデータを活用した土地評価サービス「天地人コンパス」を展開するJAXAベンチャー「天地人」が2.5億円調達
2024年1月31日、株式会社天地人は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 天地人は、地球観測衛星などから得られる宇宙ビッグデータを活用した土地評価サービス「天地人コンパス…
USVを活用した海洋ネットワークの構築を目指す「Oceanic Constellations」が12億円調達
2025年7月3日、株式会社Oceanic Constellationsは、総額12億円の資金調達を発表しました。 Oceanic Constellationsは、水上ドローン船ネットワーク「海の衛星…

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料冊子
創業手帳冊子版(無料) 補助金ガイド 創業手帳woman 飲食開業手帳