注目のスタートアップ

フェロトーシスのメカニズムを活用した次世代がん治療薬などを開発する「FerroptoCure」が4.6億円調達

company

2025年9月19日、株式会社FerroptoCureは、総額4億6000万円の資金調達を発表しました。

FerroptoCureは、酸化ストレスによって引き起こされるフェロトーシスのメカニズムを活用し、次世代のがん治療薬などを創り出すことを目指しています。

今回調達した資金は、リードパイプラインであるFC-004の海外臨床試験の実施、その他パイプラインの非臨床試験を含む開発、次フェーズに向けた体制強化、グローバル展開の基盤構築に活用します。


フェロトーシス(ferroptosis)は、過酸化脂質の蓄積を契機に誘導されるプログラムされた細胞死です。

2012年に主要メカニズムが解明されて以降、がんや心・腎の虚血再灌流障害、脳卒中をはじめ、ALS・パーキンソン病・アルツハイマー病などの神経変性疾患への関与が次々と報告され、新たな創薬ターゲットとして脚光を浴びています。

とくに既存抗がん剤に耐性を獲得した腫瘍細胞はフェロトーシス感受性が高く、これを標的とした薬剤は次世代がん治療の有力候補です。

FerroptoCureは、フェロトーシスのメカニズムを活用し、がん治療薬を始め、各疾患の治療薬を創出することを目指しています。

革新的な技術を実現するには資金調達を成功させることが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ FerroptoCure がん がん治療薬 フェロトーシス 創薬 医療 医薬品 抗がん剤 株式会社 治療薬 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

指輪型ウェアラブルデバイス「SOXAI Ring」を開発する「SOXAI」が3.15億円調達
2022年9月5日、株式会社SOXAIは、総額3億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SOXAIは、指輪型ウェアラブルデバイス「SOXAI Ring(ソクサイ リング)」を開発して…
フードデリバリーの一括検索アプリ「done!」を運営する「いえメシ」が4,200万円調達
2022年9月30日、株式会社いえメシは、総額4,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 いえメシは、フードデリバリーの一括検索アプリ「done!」を開発・提供しています。 フードデリバリ…
デジタル・マーケティング事業など展開の「インフィニティエージェント」が資本金を6,000万円に増資
2020年8月11日、株式会社インフィニティエージェントは、2020年8月7日付で資本金を6,000万円に増資したことを発表しました。 運用型広告をメインに、デジタル・マーケティングに関する総合的なコ…
認知症コミュニケーションロボットの開発・販売や認知症介護施設を運営する「ザ・ハーモニー」に「九州広域復興支援ファンド」が出資
2022年8月31日、九州広域復興支援ファンドは、ザ・ハーモニー株式会社に投資を実行したことを発表しました。 ザ・ハーモニーは、AIを活用した認知症コミュニケーションロボット「コモモン」の開発・販売と…
SaaS事業者向け組み込み型iPaaS「Anyflow Embed」を提供する「Anyflow」がクラウドPOSレジの「スマレジ」と資本業務提携
2022年12月8日、Anyflow株式会社は、株式会社スマレジと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Anyflowは、SaaS事業者向け組み込み型iPaaS(API連携プラットフォーム…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集