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RNAを標的とした創薬研究を行う「リボルナバイオサイエンス」が7.7億円調達

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2025年6月25日、株式会社リボルナバイオサイエンスは、総額7億7000万円の資金調達を発表しました。

リボルナバイオサイエンスは、遺伝性希少疾患を対象としたRNAを標的とする低分子医薬品の研究開発を行っています。

前頭側頭型認知症をはじめとする複数の自社パイプラインにおいて競合薬を凌駕する臨床候補化合物を見出すことにも成功しており、次の開発フェーズに向けて準備を開始しています。

今回調達した資金は、パイプラインの前臨床試験推進および創薬基盤技術のさらなる強化に活用します。


近年、抗体医薬、核酸医薬、遺伝子治療など、多様な創薬基盤技術の進展により、さまざまな医薬品が実用化されつつあります。

たとえば、新型コロナウイルス(COVID-19)に対するワクチンでは、ファイザー社およびモデルナ社がmRNA技術を用いたワクチンを開発し、従来にはなかった画期的な医薬品の提供を実現しました。

このような技術革新が進むなか、従来の主流であった低分子医薬の領域においても、創薬基盤技術の高度化により、これまで標的とすることが困難とされてきた分子へのアプローチが可能となり、新たな治療薬の開発が加速しています。

リボルナバイオサイエンスは、リボ核酸(RNA)に対して高い生物活性を持つ低分子化合物の同定を実現する、独自の創薬技術を保有しています。この革新的な技術を活用し、RNA機能の正常化を通じて疾患の根本的治療を目指す新たな経口型医薬品の開発に取り組んでいます。

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カテゴリ 有望企業
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