創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年6月23日「最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業」

「最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業」のご案内です。
事業場内最低賃金の引上げに取り組む中小企業・小規模事業主に対して業務改善助成金による生産性向上の支援を行っています。
対象者
中小企業事業者のうち、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)と地域別最低賃金の差額が50円以内である事業者。
支援内容
生産性向上のための設備投資などを行い、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた事業者に対して、その設備投資などの経費の一部を助成します。
助成上限額
賃上げコース区分 | 助成上限額 |
---|---|
30円コース | 30万円~130万円 |
45円コース | 45万円~180万円 |
60円コース | 60万円~300万円 |
90円コース | 90万円~600万円 |
現在、企業はエネルギー価格の高騰や物価上昇、人手不足、環境対応、賃上げ対応など、多岐にわたる経営課題に直面しています。こうした環境下においては、限られた経営資源をいかに戦略的かつ効率的に活用し、高い成果を上げていくかが重要であり、「生産性の向上」は企業経営における喫緊のテーマとなっています。
生産性向上を実現するための手段としては、最新設備の導入、人材育成、外部専門家によるコンサルティングの活用などが挙げられますが、これらには相応の初期投資が必要です。とくに中小企業にとっては、こうした取り組みが財務的な負担となるケースも少なくありません。
こうした課題に対応するために、国や自治体では各種補助金・助成金制度を通じて企業の取り組みを後押ししています。その一例が「業務改善助成金」であり、生産性向上に資する設備投資を行い、併せて事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた企業に対し、投資費用の一部を助成する制度です。本制度を活用することで、企業は賃上げと生産性向上を両立させることが可能になります。
確かに、賃上げは短期的にはコスト増要因となりますが、持続的な経済成長を実現するうえで不可欠な施策です。現在、日本経済はデフレからの脱却という転換期を迎えており、このタイミングでの賃上げは、企業の中長期的な競争力の向上と経営基盤の強化にもつながります。政府もこの動きを後押しするため、賃上げ促進に向けた各種支援策の拡充を進めています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | 中小企業 働き方改革推進支援助成金 助成金 厚生労働省 専門家派遣 小規模事業者 支援 支援事業 最低賃金 最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業 業務改善助成金 経済産業省 補助金 賃上げ |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
一般社団法人全国農業会議所は、令和5年度「経営継承・発展等支援事業」の公募を行っています。 地域農業の担い手の経営を継承した後継者が、経営継承後の経営発展に関する計画(販路の開拓、新品種の導入、営農の…
環境省は、令和6年度「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)」の3次・4次公募について発表しました。 意欲的なCO2削減目標を盛り込んだ計画の策定支援を行う事業(CO2削減…
2022年11月2日、株式会社STANDARDは、約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、スパークス・アセット・マネジメント株式会社が運営する「未来創生3号ファンド」です。 STA…
一般財団法人経済産業調査会によるオンラインセミナー「日本経済の現状と先行き」が開催されます。 「日本経済の現状と先行き」では、経済産業省の担当官を講師に迎え、日本経済の現状と先行きに関する研修会を開催…
2023年3月28日、株式会社リアリゼイションは、株式会社MainCと業務提携し、「IT導入補助金2023」対象ツール販売の支援を開始したことを発表しました。 リアリゼイションは、補助金・助成金の情報…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…