「最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業」

subsidy

「最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業」のご案内です。

事業場内最低賃金の引上げに取り組む中小企業・小規模事業主に対して業務改善助成金による生産性向上の支援を行っています。

対象者

中小企業事業者のうち、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)と地域別最低賃金の差額が50円以内である事業者。

支援内容

生産性向上のための設備投資などを行い、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた事業者に対して、その設備投資などの経費の一部を助成します。

助成上限額

賃上げコース区分 助成上限額
30円コース 30万円~130万円
45円コース 45万円~180万円
60円コース 60万円~300万円
90円コース 90万円~600万円
業務改善助成金について詳しい記事はこちら>>
【令和7年度】業務改善助成金とは?支給金額や対象経費、変更点などをご紹介

現在、企業はエネルギー価格の高騰や物価上昇、人手不足、環境対応、賃上げ対応など、多岐にわたる経営課題に直面しています。こうした環境下においては、限られた経営資源をいかに戦略的かつ効率的に活用し、高い成果を上げていくかが重要であり、「生産性の向上」は企業経営における喫緊のテーマとなっています。

生産性向上を実現するための手段としては、最新設備の導入、人材育成、外部専門家によるコンサルティングの活用などが挙げられますが、これらには相応の初期投資が必要です。とくに中小企業にとっては、こうした取り組みが財務的な負担となるケースも少なくありません。

こうした課題に対応するために、国や自治体では各種補助金・助成金制度を通じて企業の取り組みを後押ししています。その一例が「業務改善助成金」であり、生産性向上に資する設備投資を行い、併せて事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた企業に対し、投資費用の一部を助成する制度です。本制度を活用することで、企業は賃上げと生産性向上を両立させることが可能になります。

確かに、賃上げは短期的にはコスト増要因となりますが、持続的な経済成長を実現するうえで不可欠な施策です。現在、日本経済はデフレからの脱却という転換期を迎えており、このタイミングでの賃上げは、企業の中長期的な競争力の向上と経営基盤の強化にもつながります。政府もこの動きを後押しするため、賃上げ促進に向けた各種支援策の拡充を進めています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ 中小企業 働き方改革推進支援助成金 助成金 厚生労働省 専門家派遣 小規模事業者 支援 支援事業 最低賃金 最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業 業務改善助成金 経済産業省 補助金 賃上げ
詳細はこちら

最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者支援事業(PDF)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「パイプドビッツ」が金融機関向け「融資相談受付支援アプリ」の無償提供を開始
2020年5月22日、株式会社パイプドビッツは、金融機関向け「融資相談受付支援アプリ」の無償提供を開始したことを発表しました。 「融資相談受付支援アプリ」は、融資の相談を24時間Webで受け付け、電話…
令和4年度補正予算「副業・兼業支援補助金」の間接補助事業者が採択
2023年6月20日、経済産業省は、令和4年度補正予算「副業・兼業支援補助金」に係る間接補助事業者の採択結果を発表しました。 令和4年度補正予算「副業・兼業支援補助金」について、2023年3月31日(…
「キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)」
厚生労働省は「キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)」について発表しました。 2023年10月20日から、「年収の壁」に対応するためのキャリアアップ助成金の手続きを開始しました。 10月…
在宅環境整備サービス「リモートHQ」 新年度入社の社員を対象としたリモートワーク環境の整備支援「はじめてのリモートワークプラン」を開始
2022年1月5日、株式会社HQは、提供する「リモートHQ」において「はじめてのリモートワークプラン」を2022年1月5日(水)から提供開始することを発表しました。 「リモートHQ」は、社員ごとに最適…
【農林水産省】「持続的生産強化対策事業」第2次公募(6/20締切)
農林水産省 令和7年度「持続的生産強化対策事業」第2次公募のご案内です。 今回の対象事業は、次の事業です。 【全国公募事業】 (1)果樹農業生産力増強総合対策のうち産地構造転換パイロット事業(パイロッ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集