「ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発」(予告)

subsidy

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発」の実施者を一般に広く募集する予定です。

技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、リスクは高いものの国や世界全体で対処すべき経済社会問題の解決に資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象とした、表題の助成事業の公募を行う予定です。

海外市場への展開を目的として海外の事業者との共同研究開発を希望するディープテック・スタートアップに対し、早期の技術普及、海外市場展開の実現に向けて当該国際共同研究開発を支援します。

対象技術分野

量子、AI、ロボティクス、半導体、電子機器、エネルギー・環境、バイオテクノロジー、新素材、医療機器、航空宇宙等の鉱工業技術とする。

対象国(予定)

日本側事業者が海外の事業者と行う国際共同研究開発プロジェクトに対し、NEDOが海外の研究開発・イノベーション支援機関等(公的支援機関)と連携して「コファンド形式」の資金支援を行います。これは日本側事業者に対してはNEDOが、海外の事業者に対しては海外の機関が支援するものです。連携する海外機関の国は以下のとおりです。

カナダ、チェコ共和国、フランス共和国、スペイン王国、オランダ王国、シンガポール共和国、英国(国名は英語表記のアルファベット順に並んでいます)

応募要件

〔1〕日本国内に主要な研究開発拠点を有する未上場の日本の中小企業、または、当該企業を代表者とし、その他の企業、研究機関、大学等が参加した日本側事業者
〔2〕相手国側事業者と国際共同研究開発プロジェクトを実施する見込みであるもの
〔3〕プロジェクトで得られた技術成果を基に、プロジェクト終了後に資金調達を実施するもの

助成対象期間

助成対象期間は交付決定通知書に記載する事業開始日から原則2~4年です。

補助率及び助成の金額

助成対象費用の3分の2以内で、助成金額の上限は1億円

公募期間

2023年10月23日から2024年1月31日


近年、大学などの研究機関の研究成果・技術シーズを核としたビジネスに産業界の注目が集まっています。

こうした科学的発見や革新的なアイデアによって社会にインパクトを与えられる技術のことをディープテックといいます。

ディープテックの注目が高まっているのは、SDGs(持続可能な開発目標)が推進され、社会課題解決に社会の視線が向いていることが大きな要因のひとつです。

社会課題は根深く、解決が難しいものも多くあります。革新的な技術は、こうした社会課題を解決できる可能性を持っています。

しかしディープテックは技術の確立や事業化に時間と豊富な資金を必要とします。したがって、政府や投資家などからの支援が求められています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ AI エネルギー ディープテック ディープテック・スタートアップ支援基金 バイオテクノロジー ロボティクス 助成金 医療機器 半導体 国際共同研究開発 新素材 環境 航空宇宙 量子力学 電子機器
詳細はこちら

「ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発」に係る公募について(予告)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

創業手帳代表が日経をさくっと解説 医療領域でスタートアップに追い風
2019年1月7日の日経新聞に、以下のニュースが取り上げられました。 1面 ・再生医療商用段階に ・ROE(自己資本利益率)10%割れ 7面 ・AI関連大企業が出資 ・顧客の声をAIで解析。コールセン…
AIで最適なアロマを選んで届けてくれる「CODE Meee ONE」が正式ローンチ
2019年6月27日、株式会社コードミーは、「CODE Meee ONE(コードミー ワン)」を正式にローンチしたことを発表しました。 「CODE Meee ONE」は、パーソナライズ・アロマ・サービ…
AIソリューションを提供する「シナモン」が「オカムラ」と資本業務提携
2023年7月5日、株式会社シナモンは、株式会社オカムラと資本業務提携を締結したことを発表しました。 シナモンは、AI-OCR「Flax Scanner」、自然言語処理エンジン「Aurora Clip…
「面的地域価値の向上・消費創出事業」補助金 3次募集が開始
2023年6月26日、中小企業庁は、令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」の3次募集の開始を発表しました。 コロナ禍による来街者ニーズの多様化や、足元の円安メリットを活かしたイン…
経済ニュース・決算情報をAIで解析し影響を予測する「xenodata lab.」が7.8億円調達
2019年3月25日、株式会社xenodata lab.は、総額7億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 経済ニュースや決算情報をAI(自然言語処理技術)で解析し、企業の業績への影響…

大久保の視点

ニコニコ超会議・学生ピッチ甲子園ビジネス部門優勝&1000万円獲得はウェルヘルス土井久生馬さん
2024年4月27日(土)~2024年4月28日(日)に幕張メッセでニコニコ超会議実行委員会で『ニコニコ超会議2024』が開催された。 『ニコニコ超会議20…
(2024/4/28)
「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】