注目のスタートアップ

天然ゴムの実を原料としたバイオ燃料の実用化を目指す「Innovare」が資金調達

company

2025年4月18日、Innovare株式会社は、資金調達を発表しました。

Innovareは、未利用資源である天然ゴムの実を原料とした、バイオディーゼル燃料、高品質グリセリン、バイオマス由来金属石鹸などのグリーンケミカルプロダクトの実用化を目指しています。

今回の資金調達により、天然ゴムの実を原料とした新たな第二世代バイオ原料の実用化を進めていきます。


バイオ燃料は、動植物など生物由来のバイオマス(有機物)を原料に製造される燃料のことです。現在普及している化石燃料とは異なり、再生可能な資源から製造されるため、持続可能なエネルギーとして注目されています。

バイオ燃料は、化石燃料の枯渇リスクに対応するほか、環境対策、エネルギー安全保障の強化、農業・林業の活性化、そして廃棄物の有効活用に貢献します。

バイオ燃料は、サトウキビなど農産物の残渣、家畜の糞尿や食品残渣などから製造することが可能です。そのため、資源を循環利用し続けながら新たな付加価値を生み出すことを目指す「循環経済」の実現に貢献する要素のひとつとして期待されています。

このような背景を受け、Innovareは、天然ゴムの実を原料とするグリーンケミカルプロダクトの実用化を目指しています。

天然ゴムは、ゴムノキから採れる樹液から生産されます。また、樹液が採れなくなった樹木は木材として活用されています。一方、天然ゴムの実は未利用資源として放置されています。Innovareは、この天然ゴムの実を有効活用することで、新たなバイオ原料を確立すると同時に、天然ゴム産地のさらなる収入増加に貢献することを目指しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Innovare グリーンケミカルプロダクト ゴム バイオ バイオマス バイオ原料 バイオ燃料 パラゴムノキ 原料 天然ゴム 天然ゴムの実 実用化 未利用資源 株式会社 燃料 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

産業用ドローンを開発・提供する「プロドローン」が「ジェイテクト」から資金調達
2023年4月20日、株式会社プロドローンは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ジェイテクト(JTEKT)です。 プロドローンは、推奨ペイロード20kgの量産マルチコプター「P…
データサイエンス事業などを展開する「ココエ」が資金調達
2024年7月16日、株式会社ココエは、資金調達を実施したことを発表しました。 ココエは、デジタルマーケティングやデジタル化を通して、企業のDXを支援しています。 具体的には、データサイエンティストに…
社会問題を自分ごととして考える社会の実現のため事業を展開するソーシャルセクター「Ridilover」が2.3億円調達
2022年1月19日、株式会社Ridiloverは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 社会問題を自分ごととして考える社会の実現のため、以下の事業を展開しています。 ・社会…
データ統合自動化サービス「trocco」など提供の「primeNumber」が13億円調達
2021年12月15日、株式会社primeNumberは、総額約13億円の資金調達を実施したことを発表しました。 データ統合自動化サービス「trocco」や汎用型データエンジニアリングPaaS 「sy…
カスタマーサポート特化型AI「KARAKURI」シリーズを展開する「カラクリ」が10億円調達
2023年2月8日、カラクリ株式会社は、総額約18億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カラクリは、AIチャットボット「KARAKURI chatbot」や、チャットボットの内容を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集