注目のスタートアップ

再生可能エネルギー発電事業に取り組む「アスソラ」が6.3億円調達

company

2025年4月16日、株式会社アスソラは、総額6億3000万円の資金調達を発表しました。

アスソラは、コーポレートPPAによる再生可能エネルギー発電の開発に取り組んでいます。

2025年1月に、第1号案件として、東北電力とのコーポレートPPAにもとづき、NTTドコモの東北各地の拠点への再エネ電力の供給を行っています。

今回調達した資金は、後続案件として進めている高圧・特別高圧クラスの新規太陽光発電所と系統用蓄電池事業の開発・事業化にかかる資金、人材採用、体制強化に活用します。


SDGs(持続可能な開発目標)の推進に伴い、再生可能エネルギーの普及が世界的に加速しています。

再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・水力・地熱など、自然界でくり返し得られる資源を利用したエネルギーです。

化石資源を利用した従来のエネルギーは、二酸化炭素(CO2)を排出するほか、枯渇のリスクがあります。そのため、持続可能な社会を実現するには、再生可能エネルギーの利用が必要不可欠なのです。

企業は、最終エネルギー消費で最大のシェアを占める部門です。経済産業省の「エネルギー白書2024」によれば、国内のエネルギー消費のうち、企業や事業所が占める割合は61.3%にのぼります。したがって、企業が再生可能エネルギーへの転換を進めることは、社会全体の脱炭素化に直結するといえます。

こうした背景のもと、アスソラは、コーポレートPPAによる再生可能エネルギー発電の開発に取り組んでいます。

コーポレートPPAとは、企業が発電事業者から再生可能エネルギーを長期契約で直接購入する仕組みのことです。電力会社を介さずに企業が再エネ電力を安定的に調達できるため、電力コストの予測がしやすくなり、脱炭素目標の達成にもつながります。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業などとの協業が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB PPA RE100 アスソラ エネルギー コーポレートPPA 事業 再エネ 再生可能エネルギー 株式会社 発電 発電所 脱炭素化 資金調達 開発 電力 非FIT
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ナノ分離膜を用いた革新的CO2回収技術を保有する「Carbon Xtract」に「九州大学」が出資・事業参画
九州大学は、2023年5月に双日株式会社が主体となって設立したCarbon Xtract株式会社に、出資による事業参画を行うことを発表しました。 Carbon Xtractは、分離ナノ膜を用いて大気か…
金属基複合材を開発する「アドバンスコンポジット」が資金調達
2025年1月14日、アドバンスコンポジット株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、鈴与商事株式会社です。 アドバンスコンポジットは、従来の単一素材にはない特性を持つ金属基複合材…
自動車整備機器メーカーの「ファインピース」と「ソフトバンクロボティクス」が業務提携
2022年6月27日、ファインピース株式会社と、同グループの自動車整備補助金助成金振興社、ESG/SDGs導入支援機構は、ソフトバンクロボティクス株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。…
不動産における軽作業のワーク・シェアリング・サービス「COSOJI」開発の「Rsmile」が資金調達
2020年11月9日、Rsmile株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 マンションなどの不動産における軽作業(共用部の掃除、草むしり、巡回など)のワーク・シェアリング・サービス「COSO…
中高生向け情報・プログラミング学習サービス「ライフイズテック レッスン」などを提供する「ライフイズテック」が資金調達
2024年9月30日、ライフイズテック株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、「八十二サステナビリティ1号投資事業有限責任組合」(株式会社八十二銀行子会社の八十二インベストメント…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集