【東京都】令和7年度「DXリスキリング助成金」

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公益財団法人東京しごと財団は、令和7年度「DXリスキリング助成金」の公募について発表しました。

従業員のスキルアップのための研修を実施する都内企業等に対し、助成金を支給します。

対象の研修

(1)レディメイド研修(次のすべての要件を満たす研修)
・教育機関が計画した既存の公開研修であること
・集合研修(同時かつ双方向で行われるオンライン研修を含む)またはeラーニングであること

(2)オーダーメイド研修(次のすべての要件を満たす研修)
・申請企業等の従業員を対象として計画し、教育機関に委託して実施する研修であること
・集合研修(同時かつ双方向で行われるオンライン研修を含む)であること

助成対象受講者

次のすべての要件を満たす者。
・申請企業等の従業員
・常時勤務する事業所の所在地が都内である者
・研修ごとに、総研修時間数の8割以上を受講した者

助成額

助成額:受講者1人1研修あたり:上限7万5000円、1申請企業あたり上限100万円
助成率:経費の3/4

交付申請書受付期間

2025年3月1日(土)~2026年2月28日(土)

提出期限:研修開始予定日の1か月前まで。


経済産業省が提起する「2025年の崖」では、日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めなければ、2025年以降、年間で最大12兆円もの経済損失が発生するおそれがあると指摘されています。

DXとは、テクノロジーやデータを活用して、ビジネスモデルや業務プロセス、組織そのものを根本的に変革し、企業の競争力を高めていく取り組みです。現在、大企業を中心にDXが進められている一方で、中小企業や小規模事業者においては、その導入が思うように進んでいない状況があります。

中小機構が2024年に実施した「中小企業のDX推進に関する調査」によると、「取り組む予定はない」と回答した企業が30.9%にのぼり、「必要だと思うが取り組めていない」とした企業も27.1%を占めています。とくに、従業員数が20人以下の企業では、これらの割合が47%に達しており、小規模な企業ほどDXへのハードルが高いことが明らかになっています。

DXを進められない理由としては、「何から着手すべきかわからない」「予算の確保が難しい」「効果が見えにくい」「ITに関する人材が不足している」といった課題が上位に挙げられています。

とくにIT人材不足は重要な課題であり、この課題に対処するため、東京都は「DXリスキリング助成金」による支援を行っています。

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カテゴリ 公募
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