創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年3月10日総務省統計局発表「2024年(令和6年)個人企業経済調査結果」

総務省統計局は「2024年(令和6年)個人企業経済調査結果」を公表しました。
個人企業経済調査は、個人企業の経営実態を明らかにし、中小企業振興のための基礎資料などを得ることを目的として、毎年実施している調査です。
この調査は、2018年度まで実施していた調査とは、調査対象や標本抽出方法などが異なるため、2028年以前の個人企業経済調査との時系列比較は行っていません。
1企業あたりの年間売上高(2023年)
2023年の1企業あたりの年間売上高は1376万3000円で、前年(1326万8000円)に比べ3.7%の増加となっています。
産業別に1企業あたりの年間売上高をみると、最も増加したのは「生活関連サービス業,娯楽業」で7.1%の増加、次いで「卸売業,小売業」が6.8%の増加となるなど全ての産業で増加となっています。
事業経営上の問題点(2024 年6月1日現在)
2024年6月1日現在の主な事業経営上の問題点について、項目別にみると、「原材料価格・仕入価格の上昇」とした企業の割合は、前年に比べ1.0ポイントの上昇と他の主な事業経営上の問題点を選択した企業の割合の変化と比べ上昇幅が最も大きくなっています。
産業別に「原材料価格・仕入価格の上昇」とした企業の割合をみると、最も上昇したのは「宿泊業,飲食サービス業」で4.1ポイントの上昇、次いで「生活関連サービ業,娯楽業」が2.2ポイントの上昇などとなっています。
個人企業とは法人登記をしていない個人が経営する事業体のことです。一般的には個人事業主と呼ばれています。
個人事業主の年間売上高は増加傾向にあります。コロナ禍の2020年・2021年は若干の落ち込みは見られたものの、2023年はコロナ禍前の2019年の水準以上に回復しており、今後のさらなる成長が期待されます。
経営上の問題としては、やはり物価高騰の影響を挙げている事業者が多い傾向にあります。
創業手帳では起業を目指す方などを対象に無料で専門家の紹介を行っています。起業にあたって不安や相談したいことなどがある起業家の方はぜひご活用ください。
また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、資金調達に特化した「資金調達手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | トレンド |
---|---|
関連タグ | 2024年 令和6年度 個人事業主 個人企業経済調査結果 統計 統計局 総務省 調査 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
農林水産省は「令和6年度持続的生産強化対策事業のうちGAP拡大推進加速化(うち農産分)」の公募について発表しました。 都道府県GAP指導体制に位置付けた者(GAP指導員等)を対象に、国際水準GAPガイ…
2024年3月21日、農林水産省は、令和6年度「米穀周年供給・需要拡大支援事業のうち周年供給・需要拡大支援」の公募について発表しました。 産地の自主的な取組により需要に応じた生産・販売が行われる環境を…
農林水産省は、令和6年度「持続的生産強化対策事業」の第2次公募について発表しました。 公募対象事業 【全国公募事業】 (1)戦略作物生産拡大支援のうち需要に応じた種子生産・供給体制構築支援事業 (2)…
令和6年度「ICTスタートアップリーグ」のご案内です。 起業を目指す個人・グループや、成長志向のあるスタートアップを支援するプログラムです。 スタートアップに知見のある有識者・企業・団体が官民一体とな…
農林水産省は、令和6年度「地域資源活用展開支援事業」の2次公募について発表しました。 環境資源が多種多様に存在する農山漁村においては、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現す…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…