注目のスタートアップ

農産物の生産から販売までを一気通貫で展開する「株式会社日本農業」が融資により19.8億円調達

company

2025年2月17日、株式会社日本農業は、融資により総額約19億8000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

日本農業は、日本の農産物の生産から販売まで一気通貫で展開しています。

生産性向上やコスト削減を図り、収益性が向上する農業モデルを構築し、安定収入にもつながる持続可能な農業の実現を目指しています。

2016年の設立から、国産リンゴのアジア圏(タイ・香港・台湾など)への輸出を手がけ、青森県でのリンゴ生産や、ニーズや基準の異なる国内外への出荷に対応するための選果・梱包機能を持ち、川上から・川下まで展開しています。

今回の資金調達は、台湾・香港・タイなどアジアを中心とした輸出の拡大と国内販売のさらなる強化のため、季節性が高いリンゴの仕入に資金確保を目的としています。


2024年の農林水産物・食品の輸出額は、1兆5,073億円となり、初めて1.5兆円を超えました。2012年の輸出額と比較すると、10年ほどで3倍以上に成長しています。

少子高齢化により国内市場の縮小が見込まれるなか、農林水産物・食品業界の安定的な成長には海外市場の開拓が不可欠です。しかし、日本の輸出は特定の国に偏っていることや、各国の規制への対応が難しいことが課題となっています。

こうした状況を踏まえ、日本農業は生産から輸出・販売までを一貫して手がける垂直統合モデルを構築し、新たなバリューチェーンの創出に取り組んでいます。これにより、輸出先の多様化や海外市場の開拓が進むことが期待されています。

シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、実際の起業家の経験・生の声をもとに、本当に使える起業ノウハウを提供しています。

また、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

さらには、ブルーベリーファームおかざきとコラボして制作した、農業での起業について解説する冊子「ブルーベリー観光農園始め方ガイド」を無料でお送りしています。このガイドブックでは、ブルーベリー農園立ち上げのリアルな実体験や、事業計画の作り方、経営手法などを解説しています。



カテゴリ 有望企業
関連タグ アジア アジア圏 りんご 一気通貫 日本農業 果樹優良苗木・花粉安定確保対策事業 株式会社 海外展開 生産 生産物 販売 資金調達 輸出 農作物 農産物 青果物
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

QB第ニ号投資事業有限責任組合(QB2号ファンド)及びWUV1号投資事業有限責任組合(WUV1号ファンド)がダイアモンド半導体デバイスを開発する「Power Diamond Systems」に出資
2023年3月15日、早稲田大学ベンチャーズ株式会社は、QBキャピタル及びNCBベンチャーキャピタルが共同で運営する、QB第ニ号投資事業有限責任組合(QB2号ファンド)及び、早稲田大学ベンチャーズ株式…
プロジェクションマッピングなどデジタルコンテンツ事業を展開する「一旗」が「テレビ愛知」から資金調達
2024年7月1日、株式会社一旗は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、テレビ愛知株式会社です。 一旗は、デジタルコンテンツ事業や、デジタルコミュニケーション事業を展開しています。 デジ…
衛星データを活用した農作物の生育評価システム「GrowthWatcher」を展開する「Agriee」が資金調達
2024年12月13日、株式会社Agrieeは、資金調達を実施したことを発表しました。 Agrieeは、衛星データを活用した農作物の生育評価システム「GrowthWatcher」を展開しています。 生…
不動産仲介会社向けSaaSなど提供の「Housmart」が3億円調達
2020年1月22日、株式会社Housmartは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産仲介会社向けSaaS「プロポクラウド」や、個人向けの中古マンション提案アプリ「カウル」を提…
カイコのバイオ原料の供給と研究開発を行う「Morus」が5,000万円調達
2022年1月5日、Morus株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Morusは、カイコ(蚕)のバイオ原料の供給と研究開発を行うベンチャー企業です。 カイコの品種改良…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集