「先端設備等導入計画」の認定状況について(2024年6月30日時点)

tips

中小企業庁は、中小企業等経営強化法に基づく「先端設備等導入計画」に関して、2024年6月30日時点の認定実績を発表しました。

2023年4月1日制度改正後の先端設備等導入計画について

計画認定件数:13,051件(7,909件)
設備等の数量:57,867台(30,222台)
設備投資の額:約6,627億円(約4,130億円)

・数値は先端設備等導入計画に係る固定資産税の軽減措置を講じている1,657自治体の実績です
・( )内の数値は、認定計画全体のうち、賃上げ方針の表明を伴う認定計画に関するものです


「先端設備等導入計画」は、中小企業等経営強化法に基づき、中小企業が設備投資を通じて労働生産性の向上を図るための計画です。

この計画では、市区町村が国から「導入促進基本計画」の同意を得ている場合に限り、中小企業が計画の認定を受けることができます。認定を受けると、税制支援や金融面での優遇措置などの支援を受けられるため、企業の成長と経営基盤の強化に役立っています。

【ポイント1】「導入促進基本計画」の同意を受けた市区町村で設備を導入する中小企業が対象
「導入促進基本計画」の同意を受けた市区町村で、新たに設備を導入しようとする中小企業を、国と市区町村が一体となって、生産性の向上や賃上げを強力に後押しします。

【ポイント2】事前確認を受けた計画が対象
認定経営革新等支援機関(商工会議所・商工会・中央会、士業、地域金融機関等)に事前に計画の確認を受け、市区町村に申請する必要があります。

【ポイント3】認定された場合、計画実行のための支援措置(税制措置等)が受けられます
・税制措置:認定計画に基づき取得した一定の設備について、固定資産税の特例措置を受けられます。
・金融支援:民間金融機関の融資に対する信用保証の支援を受けられます。

【支援措置】
・生産性を高めるための設備を取得した場合、固定資産税の軽減措置により税制面から支援。
・地方税法に基づき、課税標準を3年間、1/2に軽減。さらに、賃上げ方針を従業員に表明した場合は、最長5年間、1/3に軽減。
・計画に基づく事業に必要な資金繰りを支援(信用保証)。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ トレンド
関連タグ 中小企業 先端設備 先端設備等導入制度 導入 税制支援 設備 設備投資 認定 認定状況 金融支援
詳細はこちら

中小企業等経営強化法に基づく「先端設備等導入計画」の認定状況について(令和6年6月30日現在)

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【受付期間:4/1~6/14】「第58回グッドカンパニー大賞」対象企業の推薦受付を開始
公益社団法人中小企業研究センターは、「第58回グッドカンパニー大賞」対象企業の推薦受付を4月1日から開始することを発表しました。 「グッドカンパニー大賞」は、全国の中小企業の中から経済的、社会的に優れ…
【最大500万円支援】「働き方改革推進支援助成金(団体推進コース)」
厚生労働省「働き方改革推進支援助成金(団体推進コース)」のご案内です。 中小企業事業主の団体や、その連合団体(事業主団体等)が、その傘下の事業主のうち、労働者を雇用する事業主(構成事業主)の労働者の労…
都内中小企業とベトナム・インドネシア・タイ・インド在住の外国人材のマッチングイベント「Tokyo Job Fair」出展企業募集
東京都は、合同企業説明会「Tokyo Job Fair」の開催を発表しました。 「Tokyo Job Fair」は、東京都主催「海外高度人材獲得支援事業」の一環として開催される、都内中小企業とベトナム…
「産業交流展2024」首都圏中小企業を対象とした展示会(リアル展示会:11/20~22、オンライン展示会:11/6~29)
公益財団法人東京都中小企業振興公社(東京ビジネスフロンティア)は、「産業交流展2024」の出展企業を募集しています。 「産業交流展」は、東京都と東京都の経済団体等が主催する中小企業を対象とした展示会で…
図面管理システム「ズメーン」を提供する「Fact Base」が9億円調達
2024年2月5日、株式会社Fact Baseは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Fact baseは、図面管理システム「ズメーン」を開発・運営しています。 見積書・工程指南書・検…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集