注目のスタートアップ

海外eSIMアプリを提供する「トリファ」が12億円調達

company

2024年10月7日、株式会社トリファは、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、社名を株式会社ERAKEから株式会社トリファへと変更したことも発表しています。

トリファは、海外eSIMアプリ「トリファ」を提供しています。

世界200以上の国・地域でインターネットを利用できる海外eSIMアプリです。

現地レートの価格でeSIMを手配し、最短3分での海外通信を実現するサービスです。

今回の資金は、ユーザー拡大を目的としたオンライン・オフラインでのキャンペーン強化、機能改善や新機能開発、採用・組織の強化などに充当します。

また、市場が拡大するインバウンド顧客向けのサービス提供にも注力すると同時に、韓国・台湾・香港などのアジア圏の顧客にもアプローチを行い、グローバル展開を加速させていく計画です。


スマートフォンなどのモバイル端末において音声通話やモバイルデータ通信を利用するには、SIMカードの契約とその挿入が必要です。

別の通信事業者のサービスを利用したり、端末の移行などを行ったりする際は、このSIMカードの抜き差しが必要であるほか、オンライン契約の場合はSIMカードの郵送に時間がかかり、契約から利用までに時間を要してしまうといった手間が発生することがひとつの課題でした。

しかし2018年頃から、物理的なSIMカードの代わりとなるデータを端末に書き込む方式であるeSIMが搭載された端末が発売され、現在では多くの端末がeSIMを採用するようになっています。

このeSIMのメリットは、通信サービスを簡単に切り替えられる(あるいは併用できる)点にあります。これにより海外に行った際にも、現地の通信サービスを契約し、モバイルデータ通信をすぐに利用することが可能となります。

海外通信を利用する手段としては、国内通信サービスにおける海外ローミング、ポケットWi-Fi、現地でのプリペイドSIMの購入などがあります。eSIMを活用した海外通信はこれらの手段よりも利便性が高く、今後のさらなる成長が期待されます。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ERAKE eSIM インターネット トリファ 旅行 株式会社 海外 海外通信 資金調達 通信サービス
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

為替テックの「ジーフィット」が2.35億円調達
2022年10月27日、ジーフィット株式会社は、総額約2億3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 企業が為替リスクを適切にコントロールすることを支援するため、データサイエンス・高度な数…
「オルツ」が食品業界に特化したAI強化音声認識エンジン「飲食業GIJIROKU」を提供開始
2023年2月13日、株式会社オルツは、「飲食業GIJIROKU」の提供を開始したことを発表しました。 「飲食業GIJIROKU」は、AI自動議事録ツール「AI GIJIROKU」の業種別音声認識機能…
誰でも弾ける楽器「インスタコード」を体験できるショールームが秋葉原の「SEEKBASE」にオープン
2021年5月7日、InstaChord株式会社は、2021年5月14日から16日までの3日間、「インスタコード」を体験できるショールームを、JR秋葉原駅高架下の商業エリア「SEEKBASE」にオープ…
変形するロボットベッド「Bexx」やロボット枕「Pixx」を開発する「Ax Robotix」が1億円調達
2022年6月22日、Ax Robotix株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Ax Robotixは、ロボットベッド「Bexx(ベックス)」や、AIで成長するロボット枕「…
調剤薬局向け次世代電子薬歴システム「Musubi」提供の「カケハシ」が18億円調達
2020年10月12日、株式会社カケハシは、総額約18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 調剤薬局向け次世代電子薬歴システム「Musubi(ムスビ)」や、おくすり連絡帳アプリ「Pocket …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集