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「ロート製薬」と健康的な弁当を店舗・ECで販売する「おいしいプラス」が資本業務提携

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2023年5月18日、ロート製薬株式会社は、株式会社おいしいプラスと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

おいしいプラスは、「ミシュランガイド東京」において、7年連続三ツ星を獲得した江﨑新太郎氏が創業した企業です。

おいしく健康な弁当を開発し、伊勢丹新宿店や東京駅エキュートなどのテンポで販売するほか、サブスクリプションモデルでの冷凍弁当やスイーツをECで販売しています。

ロート製薬との提携により、おいしさと健康を両立した商品開発において、低糖質・低塩分などの基準を設けつつ、おいしさを追求し、次世代の食の提供を目指します。

また、両者の協働によりマーケティングの強化、販売網の拡大、新たなフードテック商品の開発などを行っていきます。


健康的な生活を送るためには、食事によってエネルギーを得るだけでなく、身体の調子を整える栄養素も摂取することが重要です。

しかし、食事のバランスが崩れると、高血圧、糖尿病、脳卒中などのリスクが増加します。

このような生活習慣の乱れが原因となる疾患は、生活習慣病と呼ばれています。

現在、国内の人口の約15%が生活習慣病の患者であると言われており、健康な長寿を妨げる最大の要因となっています。また、国民の医療費にも大きな影響を与えているため、生活習慣病の予防と健康的な生活の実現が求められています。

しかし、一人暮らし・共働き世帯が増加し、忙しい現代人は日々の食事に気を使うことが難しい状況にあります。

近年、こうした背景のもと、健康的な食事を届ける宅食や冷凍弁当のサービスが多数登場し、生活者の注目を集めています。

サブスクリプションモデルで冷凍弁当を届けるサービスは、従来シニア層をターゲットとしていた宅食と比較し、冷凍であるためいつでも食べられる、食べられない日があっても冷凍しておける、都合のいい時間帯に商品を受け取ることができるといった特徴があり、働き手にマッチしたサービスとなっています。

事業者としても、冷凍であるためひとつの工場で商品を製造できるため、クオリティをコントロールしやすいという特徴があります。

こうした中、おいしいプラスとロート製薬は、エビデンスと信用にもとづいた健康的な食品を開発し、展開していくことを目指しています。

ヘルスケアは企業の健康経営にとても重要です。たとえば、雇用人数が50人未満の事業場のストレスチェックは任意とされていますが、生産性の向上のためにも実施したほうがよいでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「オフィス移転手帳」では、ストレスチェック実施のノウハウについて詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ EC おいしいプラス ヘルスケア ロート製薬 健康 弁当 料理 株式会社 江﨑新太郎 資本業務提携 食事 食品
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