注目のスタートアップ

船舶管理プラットフォーム「MARITIME 7」を開発する「ザブーン」が3.9億円調達

company

2024年8月7日、株式会社ザブーンは、総額3億9000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は6億円を突破しました。

ザブーンは、船舶管理プラットフォーム「MARITIME 7」を開発しています。

船員労務管理機能、運航管理機能、受発注管理機能など、海事産業に必要な機能を提供し、DXによる船舶運航の業務効率化を推進しています。

各機能はアプリ化も進め、Wi-Fi設備のない船舶や電波状況が悪い海域においてもオフラインで利用できるよう環境を構築しています。


陸上では、大容量かつ高速な通信インフラの整備が進んでおり、人びとはスマートフォンなどの端末でインターネットにアクセスして情報を取得したり、便利なアプリを活用したりする環境を手に入れています。

一方で海上は、大容量の通信インフラの構築が難しく、他の業界よりもデジタル化が進まない状況にありました。

しかし、近年では安価で高速な衛星通信サービスが提供され始めており、海上においてもデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の道筋が見えてきています。

日本は四方を海に囲まれた国であり、海事産業は重要な産業のひとつです。とくに内航海運は、国内貨物輸送の約45%を担う基幹的な輸送インフラです。

また、物流業界では鉄道・船舶などへの転換、いわゆるモーダルシフトが進められており、内航海運の需要はさらに高まることが予測されています。

一方で内航海運は複数の課題を抱えています。人手不足、安全確保、規則の煩雑化による業務過多、環境対応などが挙げられます。

ザブーンは、こうした内航海運をはじめとした海事産業の課題をテクノロジーで解決するため、「MARITIME 7」を開発・提供しています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX MARITIME 7 SaaS アプリ ザブーン プラットフォーム 労務管理 勤怠管理 受発注 株式会社 業務効率化 海上 海事産業 管理 船舶 資金調達 運航 運航管理
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ネットでサービスを売れるサイト運営の「MOSH」が3億円調達
2020年10月16日、MOSH株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 個人やスモールチーム向けに、ネットでサービスが売れるプラットフォーム「MOSH」を運営しています。 ホー…
新規事業の立ち上げ代行を手がける「PMFコンサルティング」がPEファンド会社「Procube Investment」と業務提携
2023年5月29日、株式会社コンフィデンスは、関連会社である株式会社PMFコンサルティングが、Procube Investment株式会社と業務提携したことを発表しました。 コンフィデンスは、新規事…
小型人工衛星打上げロケット「ZERO」を開発する「インターステラテクノロジズ」が「ウーブン・バイ・トヨタ」と資本業務提携
2025年1月7日、インターステラテクノロジズ株式会社は、ウーブン・バイ・トヨタ株式会社と資本および業務提携に合意し、リード投資家としてシリーズFファーストクローズまでに約70億円の出資が決定したこと…
完全招待制プロ人材マッチング・サービス提供の「WUUZY」が2,500万円調達
2021年3月1日、株式会社WUUZYは、2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、正式に「WUUZY(ウージー)」をリリースすることも発表しました。 「WUUZY」は、プロ人材に…
超高速の品種改良xスマート養殖による水産養殖システムを開発する「リージョナルフィッシュ」が2億円調達
2020年6月30日、リージョナルフィッシュ株式会社は、総額1億9,920万円の資金調達を実施したことを発表しました。 京都大学大学院農学研究科 木下政人助教、近畿大学水産研究所 家戸敬太郎教授らを創…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集