注目のスタートアップ

小型SAR衛星の開発・運用と観測データを活用したソリューションサービスの提供を行う「Synspective」が70億円調達

company

2024年6月20日、株式会社Synspectiveは、総額70億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Synspectiveは、小型SAR衛星の開発・運用と、衛星による観測データを活用したソリューションサービスの提供をワンストップで行っています。

2024年3月13日に、自社4機目となる小型SAR衛星「StriX-3」を打ち上げ、軌道投入と通信・アンテナ展開に成功しています。

2020年代後半には、30機のSAR衛星コンステレーションを構築し、広範囲・高頻度の地上観測を可能にするシステムの構築・運用を目指しています。

今回の資金は、小型SAR衛星の開発・製造・打上・運用、量産施設の本格稼働に向けた準備、衛星データソリューションの開発とグローバル展開などに充当します。


2010年時点で約27兆円だった世界の宇宙ビジネス市場規模は、2023年には約54兆円に成長しました。さらに、2040年までに140兆円を超えるという予測もあります。

この急速な成長の背景には、超小型衛星の進化と打ち上げコストの低下が大きく寄与しています。これにより、多くのスタートアップが市場に参入しています。

人工衛星の打ち上げ数も大幅に増加しており、経済産業省によると、世界の人工衛星の打ち上げ数は2011年の129機から2022年には2,368機へと大幅に増加しています。

これらの衛星はリアルタイムまたは準リアルタイムで地上の情報を収集することができ、インターネット環境が整備されていない地域でもデータ取得が可能です。そのため、衛星データの活用が今後ますます重要となると考えられています。

Synspectiveは、2020年代後半に30機の小型SAR衛星コンステレーションの構築を目指しています。

この衛生コンステレーションとは、複数の衛星を打ち上げて地球全体をカバーするネットワークを形成するシステムです。これにより、広範囲・高頻度の地上観測を可能にするシステムの実現を目指しています。

ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB SAR システム ソリューション データ ワンストップ 宇宙 宇宙ビジネス 小型SAR衛星 株式会社 構築 衛星 衛星コンステレーション 観測 資金調達 運用 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

動画によるマネジメント支援サービス提供の「ClipLine」が5億円調達
2020年9月4日、ClipLine株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 動画で組織実行力を高めるマネジメント支援サービス「ClipLine」を提供しています。 動画により、…
卸・仕入れのプラットフォーム運営の「スペースエンジン」が1億円調達
2020年2月3日、株式会社スペースエンジンは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メーカーと店舗をつなぐ卸・仕入れのプラットフォーム「SpaceEngine」を運営しています。 店頭…
デジタルプロダクト開発支援「ATTEND biz」展開の「Lbose」が資金調達
2022年7月6日、株式会社Lboseは、資金調達を実施したことを発表しました。 Lboseは、デジタルプロダクト開発支援「ATTEND biz」を展開しています。 社内に開発体制や知見がない企業に向…
企業・自治体・大学などと連携してコワーキングスペースを展開する「ATOMica」が6.5億円調達
2024年4月5日、株式会社ATOMicaは、総額6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ATOMicaは、「ソーシャルコワーキング」の企画・開発・運営や、「knotPLACE」の…
コネクテッドバッテリー「MaBeee」を展開する「ノバルス」が「アロン化成」と資本業務提携
2022年10月20日、ノバルス株式会社は、アロン化成株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施したことを発表しました。 ノバルスは、乾電池を使う製品のモニタリングや遠隔での出力制御を実現するコネクテ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集