「令和5年度大学発ベンチャー実態等調査」結果(速報)が発表

tips

経済産業省は、「令和5年度大学発ベンチャー実態等調査」の結果(速報)を取りまとめ、発表しました。

大学発ベンチャーは、大学等における革新的な研究成果をもとに、経済社会にイノベーションをもたらす担い手として期待されています。

この調査は、大学発ベンチャーの設立状況を定点観測するとともに、事業環境やニーズ等を調査し、その成長に寄与する要因等を分析することで、今後の政策展開に活用するため実施しています。

2023年10月時点での大学発ベンチャー数は4,288社と、2022年度に確認された3,782社から506社増加し、企業数及び増加数ともに過去最高を記録しました。


近年、大学などの研究機関の研究成果や技術シーズを基にしたビジネスが産業界から注目を集めています。

こうした科学的発見や革新的なアイデアによって社会にインパクトを与える技術は「ディープテック」と呼ばれます。ディープテックへの注目が高まっている背景には、SDGs(持続可能な開発目標)の推進があり、社会課題の解決に向けた関心が高まっていることが大きな要因のひとつです。

社会課題は根深く、解決が難しいものも多いですが、大学が持つ革新的な技術はこれらの課題を解決する可能性を秘めています。

一方で、アカデミアは研究者のキャリアについて大きな課題を抱えています。たとえば、大学院の博士課程を修了後、大学や研究機関で任期付きの職に就いているポストドクター(ポスドク、博士研究員)は、不安定な立場にあり、その能力を十分に発揮できていないという問題があります。

本来、ポスドクは研究者として経験を積んだ後、大学や研究機関で正規の職員として研究を続けたり、民間企業の研究職に就くことが一般的です。しかし、日本では国の方針により大学院の定員が大幅に増加した一方で、大学や研究機関のポストが増えず、民間企業も博士人材の採用に消極的であるため、就職できない博士課程修了者が増加しています。

大学発ベンチャーは、こうした研究者にとって新たなキャリアの選択肢として重要な存在であり、今後さらにその裾野が広がることが期待されています。

創業手帳では起業を目指す方などを対象に無料で専門家の紹介を行っています。起業にあたって不安や相談したいことなどがある起業家の方はぜひご活用ください。

また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、資金調達に特化した「資金調達手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

カテゴリ トレンド
関連タグ 大学発スタートアップ 大学発ベンチャー
詳細はこちら

令和5年度大学発ベンチャー実態等調査の結果を取りまとめました(速報)

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2026年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
家族経営で家族に給料を払うとどうなる?個人事業主・法人の違いと節税方法を徹底解説
【起業準備】起業準備の10箇条|会社設立の手続きと進め方を司法書士が徹底解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2026年】クラウドファンディングのやり方・始め方【初心者でもわかる】
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代蓄電池向け高性能触媒製品を開発する「AZUL Energy」が3.35億円調達
2023年10月25日、AZUL Energy株式会社は、総額3億3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AZUL Energyは、レアメタルを使用しない次世代蓄電池向け高性能触媒製品…
細胞ファイバー技術を利用した細胞量産技術を開発する「セルファイバ」が8.3億円調達
2023年11月9日、株式会社セルファイバは、総額約8億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 セルファイバは、細胞ファイバー技術を利用した細胞量産技術を開発する東京大学発スタートアッ…
メカノケミカル有機合成技術の社会実装を目指す「メカノクロス」が資金調達
2025年9月5日、株式会社メカノクロスは、資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約10億円となりました。 メカノクロスは、メカノケミカル有機合成技術の社会実装を目指す北海道大学…
ノーコード予測AI「UMWELT」を提供する「トライエッティング」が1.3億円調達
2025年1月31日、株式会社トライエッティングは、総額1億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トライエッティングは、2016年に創業した、名古屋大学発AIベンチャー企業です。 ノー…
会話AIエージェントを開発する「エキュメノポリス」が2.5億円調達
2025年3月10日、株式会社エキュメノポリスは、総額2億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エキュメノポリスは、言語学習支援サービス「LANGX(ラングエックス)」を開発・提供して…

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料冊子
創業手帳冊子版(無料) 補助金ガイド 創業手帳woman 飲食開業手帳